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臨床行動分析のすすめ方

認知行動療法は,強迫性障害に暴露反応妨害法,うつ病に認知再構成法のように,特定の疾患に対する特殊な治療技法のように捉えられがちです。けれども,認知行動療法の要とも言える行動分析という「ものの見方」を身につければ,日常臨床でひろく用いられる精神療法として,生き生きと機能してきます。本書では,日常臨床において行動分析をどのようにすすめていくかを,豊富な臨床例に沿って解説しました。混乱した病状や状況を前にしても,丁寧な行動分析により問題を理解把握し,少しずつできるところから治療介入を積み重ねれば,患者の生活はささやかながらも変化し,いつしか健康な日常を取り戻せるのです。患者のみならず,治療者も支えてくれる,この非侵襲的で優しい精神療法,それを使いこなすための行動分析を,あなたも身につけてみませんか。

 
行動分析的“思考法”入門

この本は,応用行動分析の領域について読者に理解してもらえるように書かれています。親たちや学校の教師,大学生,ビジネスに関わっている人,そして人間の行動に興味をもつすべての人にとって,この領域について概観することは有意義だと信じています。大学教員にとっては,この本は一般心理学の講義,心理学の仕事に関する講義,行動変容法,あるいは応用行動分析のコースの副読本として利用できるものと思います。行動的な支援を受けている自閉症児の親にとっても,この本は行動の基本原理に関する理解を助け,セラピストが行動についてどのように考えているのかを理解する手助けとなるでしょう。行動分析について,教育的に,専門用語をなるべく用いず,そして楽しく学んだり教えたりしたいときに,この本が役に立つことと思います。

 
快の錬金術

「何が人を動かすか?」物心ついて以来、著者はそう問い続けてきた。人を見ながら、そして自分を見ながら「どうしてこんなことをするんだろう?」と素朴に思いをめぐらす。精神科医としての一言に患者が喜び、失望し、いらだつのを感じながら、そのことを問い続ける。ある薬を投与し始めてから顔色が急によくなり、話し方が違ってくるのを見て驚く。若者がある書を読んで突然発奮して夢を追い始めるのを見て考え込む。そしていつも行き着くのは、「快、不快」の問題である。人の脳は、他の人にとってはどうでもよかったり、苦痛にさえ感じることを、快という純金に変えることができる。そう考えることで私たちは私たち自身を裸にすることができる。理論的な枠組みから離れ、より基本的な視点から人の心を捉えなおすことができるのだ。

 
定版 見るなの禁止

禁止の主体は、そして見られることの恥の体験は、あるいは罪悪感の体験は、その主体を問えないままに中間領域に置かれている。だからこそやがてここに、はかなく消えゆく媒介物が導入されるのだろう。それは禁止という防衛的な創造物を、より文化的で適応的な創造物へと置き換え、捉え直し、治療的に検索する北山の作業であったのかも知れない。このどちらのものか明らかにしない(できない)という態度は、問題を無意識的空想とその自我の活動から読み解くクライン派の分析に比べて、かなり曖昧な態度であるということになるが、そうした(少なくとも理論的な)「慎ましさ」が、北山の臨床を特徴づけているように思える。あれかこれかと解釈を並べ、痛みの体験をともに眺めることが北山の辿り着いた治療観なのかもしれない

 
空間と表象の精神病理

自然や環境から何かを切り取って、その時感じた感覚をもとに、それを再構築し、空間を仕切ったり、自らの感覚をより遠くに拡げたり、その歪みを戻したりして、環境との調和を求め、自然な身体の感覚を取り戻すということ、芸術はそういう役割も果たしているのではないだろうか。文明とか科学とかによる自然の切り取り方とは違った、何かそれらを補正し、そっと被うように働くところに、芸術の意味はあるように思われる――豊富な症例と図版から,病跡学のもつ治療学的側面や,離人症の新しい精神病理学,絵画療法のもつ精神療法としての治療可能性を探る著者渾身の論考集。

 
乳幼児精神保健の基礎と実践

人間のこころは,胎生期から乳幼児期にかけて重要な発達の基盤が作られる。そのエビデンスが臨床から神経科学にいたる領域において集積されてきており,「乳幼児精神保健」の意義は,いっそう重要性を増している。
発達障害をもつ乳幼児や死亡率の高い乳幼児虐待へのアセスメントと介入,育児不安をもつ養育者とその乳幼児へのアプローチ,代理養育(保育士,里親)の質など,いくつもの重要な乳幼児精神保健の課題がある。
本書はそうした課題を理解し,乳幼児のこころの発達を支えるためのテキストブックとして編まれた。クリニックや病院,母子健康センター,児童養護施設,保育園など,さまざまな場所で,乳幼児のこころの健康を支える仕事に携わるすべての方々の手引きとなる1冊である。

 
発達障害・被虐待児のこころの世界

自閉スペクトラム症の子どもや大人の人を数多く診察した臨床家であれば,それは十人十色,百人百色であることを実感しているであろう。そうした子どもたちの心的世界は時にほとんど,詳細に検討すれば僅か一部であっても著しい混乱した心的世界を垣間見ることができる。子どもの時から継続的に診療していくと,この僅かな部分は思春期になって一気に表面化して,明らかな精神病として発症することもある。現在,子どもの臨床に関わっている多くの専門家はこうした精神病世界を知らない,あるいは無視しているように思う。この無知と否認は子どもが愚かな無邪気な存在であり,広いプレイルームで身体を動かして遊べばよくなるという子どものこころの世界を脱価値化した妄信を基盤としている。本書は真摯に子どもの心的世界を吟味することによって,精神病の世界に苛まれた子どもたちを救出した語りの結集である。

 
わが子に障がいがあると告げられたとき

三十年以上にわたり,発達障がいや脳性まひなど,さまざまな障がいをもつ子どもとその親たちとともに歩んできた著者が,その間学んだ大切なこと―子育ての悩みや解決の知恵を,60の応援メッセージとしてまとめました。障がいのある子どもを育てる親の人たち,学校の先生など身近な支援者たちを暖かく支える一冊です。

 
ケースに学ぶ音楽療法I

音楽療法を学ぶ際には,実習やスーパーヴィジョンが不可欠であるが,それと並行してこのような「現実」を少しでも多く読むこと,咀嚼すること,自分の実践に応用してみること,そしてそのことについて熟考することが必須である。これらすべてのプロセスにおいてヒントになり得る様々な要素が詰まっている本事例集を,自信をもってここにお届けしたいと思う。
異なる専門領域で仕事をする読者の便を図り,I巻を児童・高齢者・緩和ケア領域,II巻を成人の精神科領域とした。

 
ケースに学ぶ音楽療法II

本書はわが国初の本格的な「音楽療法ケース集」として構想された。執筆陣のなかには欧米に留学経験がある方も多く,今なお海外在住の方も含まれるが,すべて日本人の音楽療法士あるいは研究者である。自験ケースの紹介者として現在望みうる最高の布陣になったのではないかと自負している。
異なる専門領域で仕事をする読者の便を図り,I巻を児童・高齢者・緩和ケア領域,II巻を成人の精神科領域とした。もちろんI・II巻を通読していただきたいが,まずは関係した領域を含む1冊を手に取っていただいてもいい。ご自分の関心や興味と照らし合わせながら,各章のケース記述に含まれる豊富な意義を汲んでいただきたいと願うものである。

 
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新刊情報

臨床行動分析のすすめ方

臨床行動分析のすすめ方

CBTを精神療法として機能させるために

著者:芝田寿美男
 
快の錬金術

快の錬金術

「快-不快」の視点から人の心を裸にする

著者:岡野憲一郎
 
 
行動分析的“思考法”入門

行動分析的“思考法”入門

50のQ&Aで行動分析の考え方を伝える

 
定版 見るなの禁止

定版 見るなの禁止

北山理論の変遷と進展を一望に収める

著者:北山修
 
 
空間と表象の精神病理

空間と表象の精神病理

芸術療法,病跡学,精神病理学の新たな地平

著者:伊集院清一
 
乳幼児精神保健の基礎と実践

乳幼児精神保健の基礎と実践

発達の基盤となる乳幼児期を理解し支える

著者:青木豊 編著
松本 英夫 編著
 
 
発達障害・被虐待児のこころの世界

発達障害・被虐待児のこころの世界

子どもの精神病状態から救出した語りの結集

 
わが子に障がいがあると告げられたとき

わが子に障がいがあると告げられたとき

親と子どもを暖かく支える60のメッセージ

著者:佐藤曉
 
 
臨床から心を学び探究する

臨床から心を学び探究する

自己理解と発達を考究し続ける著者初の単著

著者:齋藤 久美子
 
ケースに学ぶ音楽療法I

ケースに学ぶ音楽療法I

一線級の実践者による珠玉のケース集

著者:阪上正巳 編著
岡崎香奈 編著
 
 
ケースに学ぶ音楽療法II

ケースに学ぶ音楽療法II

わが国初の本格的な「音楽療法ケース集」

著者:阪上正巳 編著
岡崎香奈 編著