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わが子に障がいがあると告げられたとき

三十年以上にわたり,発達障がいや脳性まひなど,さまざまな障がいをもつ子どもとその親たちとともに歩んできた著者が,その間学んだ大切なこと―子育ての悩みや解決の知恵を,60の応援メッセージとしてまとめました。障がいのある子どもを育てる親の人たち,学校の先生など身近な支援者たちを暖かく支える一冊です。

 
臨床から心を学び探究する

著者はこれまで多くの論文やエッセイを様々な学術誌や本の分担執筆として著しながら,単著は不思議にないままであり,その見解をまとまった形で知る機会はなかった。本書の刊行は,日本の臨床心理学,精神分析学,さらには発達心理学や社会心理学,精神医学を含め,心を探究する多くの領域において意味あることといえる。各分野の研究者や実践家の中で,本書のような齋藤の著書刊行を待ちわびた方は少なくないだろう。

 
ケースに学ぶ音楽療法I

音楽療法を学ぶ際には,実習やスーパーヴィジョンが不可欠であるが,それと並行してこのような「現実」を少しでも多く読むこと,咀嚼すること,自分の実践に応用してみること,そしてそのことについて熟考することが必須である。これらすべてのプロセスにおいてヒントになり得る様々な要素が詰まっている本事例集を,自信をもってここにお届けしたいと思う。
異なる専門領域で仕事をする読者の便を図り,I巻を児童・高齢者・緩和ケア領域,II巻を成人の精神科領域とした。

 
ケースに学ぶ音楽療法II

本書はわが国初の本格的な「音楽療法ケース集」として構想された。執筆陣のなかには欧米に留学経験がある方も多く,今なお海外在住の方も含まれるが,すべて日本人の音楽療法士あるいは研究者である。自験ケースの紹介者として現在望みうる最高の布陣になったのではないかと自負している。
異なる専門領域で仕事をする読者の便を図り,I巻を児童・高齢者・緩和ケア領域,II巻を成人の精神科領域とした。もちろんI・II巻を通読していただきたいが,まずは関係した領域を含む1冊を手に取っていただいてもいい。ご自分の関心や興味と照らし合わせながら,各章のケース記述に含まれる豊富な意義を汲んでいただきたいと願うものである。

 
臨床場面での自己開示と倫理

時代の趨勢は静かに関係精神分析の方向に向かっている。さまざまな学派やさまざまな立場を代表する臨床家たちから異口同音に聞こえてくるのが,治療とは結局は関係性であるということだ。どのような技法でもカバーしきれない,あるいはそれを包み込むように存在する関係性のファクターこそが精神分析の中核に存在するのである。本書で扱う自己開示,倫理性,現実は,その分析空間におけるリアリティを考える際の各論とも言うべきテーマである。それぞれの著者がそれらをどのように料理しているのか,どこか共通して,どこに個性が現れているかを一読して感じて欲しい。

 
「社会による子育て」実践ハンドブック

家庭や地域社会の子どもを育てる力が弱くなりつつある昨今,厳しい成育環境に生きる子どもたちをいかに支えるかは深刻な課題である。本書は,学校や幼稚園をはじめ,児童養護施設,児童相談所など,こうした困難な環境に生きる子どもと集団の場で関わる専門職に向けて企画された。現場が違えども,直面する課題には共通性がある。各領域の境界を越え,「社会による子育て」という枠組みで課題を共有しながら連携していくことが,今後いっそう求められよう。この20年ほどで,子どもの育ちに大きく関わるアタッチメントやトラウマ,発達障害の研究等が急速に発展し,子どもの問題を共通した視点から捉え,理解することが可能になった。本書では,こうした研究や実践の蓄積をふまえ,子どもと関わり,ともに援助するために専門職に求められる基本的視点を整理し,実践に活用する方策を示す。

 
ロールシャッハテストの所見の書き方

心理検査から理解されたことをどのように関係者に伝達するかは非常に重要な課題である。本書では,一方でロールシャッハ反応の読み方を懇切丁寧に解説して,読み取り技法の指導書を目指しながら,一方で解釈を基にした所見のまとめ方,報告書の書き方に多くの紙面を割いている。また,一事例の所見について論じながら,随所に所見の書き方一般についてのコラムが挿入されている。
 第3部のディスカッションでは,所見の書き方や口頭での伝え方について,心理検査の報告の際に大抵の人が迷うような課題が網羅され,課題への対処法についても沢山の知恵が提供されており,多くの臨床心理専門家の役に立つであろう。

 
自閉症スペクトラムの臨床

 自閉症とその近縁領域の問題は,長年,子どもの臨床家の間では大きな関心ごとであったが,ここ最近,自閉症スペクトラムという形でその概念が拡大されるなかで成人の心理臨床や精神科臨床においても大変注目されているのは周知の通りである。本書にも示されているように,子どもの臨床から派生した概念を成人の臨床に拡大して適用する流れは,実は精神分析において早くから見られた。
 本書に収められた各論文は,それぞれの執筆者たちが,自閉症スペクトラムを持つ子どもや大人の経験世界に深い関心を寄せ,それを我が事のように理解しようとしていることを読者に伝えている。
 本書が,わが国の心理臨床や精神科臨床において,自閉症スペクトラムを持つ子どもや大人の経験世界に深い関心を持ち,彼らと心を通わせていこうと試みる臨床家が増えていく一助となることを願う。

 
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新刊情報

わが子に障がいがあると告げられたとき

わが子に障がいがあると告げられたとき

親と子どもを暖かく支える60のメッセージ

著者:佐藤曉
 
臨床から心を学び探究する

臨床から心を学び探究する

自己理解と発達を考究し続ける著者初の単著

著者:齋藤 久美子
 
 
ケースに学ぶ音楽療法I

ケースに学ぶ音楽療法I

一線級の実践者による珠玉のケース集

著者:阪上正巳 編著
岡崎香奈 編著
 
ケースに学ぶ音楽療法II

ケースに学ぶ音楽療法II

わが国初の本格的な「音楽療法ケース集」

著者:阪上正巳 編著
岡崎香奈 編著
 
 
思春期青年期精神医学26巻2号

思春期青年期精神医学26巻2号

時代の要請に応えて創刊された専門学術誌

 
子どもの虐待とネグレクト18巻3号

子どもの虐待とネグレクト18巻3号

人生史に着目した援助実践を始めるために

 
 
臨床場面での自己開示と倫理

臨床場面での自己開示と倫理

精神分析の中核にある関係性を考える

 
ロールシャッハテストの所見の書き方

ロールシャッハテストの所見の書き方

臨床で使える報告書をまとめるために

著者:加藤志ほ子 編著
吉村聡 編著
 
 
「社会による子育て」実践ハンドブック

「社会による子育て」実践ハンドブック

厳しい環境下で生きる子どもの育ちを支える

著者:森茂起 編著
 
自閉症スペクトラムの臨床

自閉症スペクトラムの臨床

その経験世界を共感的に深く理解するために