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   <title>岩崎学術出版社</title>
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   <subtitle>岩崎学術出版社のホームページ。東京都文京区。精神分析、精神療法、心理療法、精神医学、臨床心理学など関連諸分野書籍の出版・発行。新刊情報、図書目録、常備店一覧等</subtitle>
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   <title>強迫性障害治療のための身につける行動療法</title>
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   <published>2012-05-17T03:09:44Z</published>
   <updated>2012-05-17T04:52:41Z</updated>
   
   <summary>強迫性障害治療のための身につける行動療法|きょうはくせいしょうがいちりょうのためのみにつけるこうどうりょうほう</summary>
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         <category term="040行動療法・認知療法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>目次●</strong>	

序　章　気になること―行動療法の現状に関して

｜第Ⅰ部　強迫性障害とその辺縁群の分類と治療の工夫｜

第１章　曝露反応妨害法が有効なOCD，有効でないOCD，工夫をすれば有効なOCD
第２章　その治療はなぜうまくいかないのか―治療が行き詰まる５つのパターン

｜第Ⅱ部　曝露反応妨害法を導入する際の工夫｜

第３章　心理教育を行うことで治療を進めやすくする工夫―小冊子『強迫性障害の治療ガイド』を利用した行動療法
第４章　治療への繊細な導入のしかたの工夫
第５章　入院施設のない医療機関における外来治療の工夫 
第６章　ハプニングの多い入院治療での工夫

｜第Ⅲ部　強迫性障害辺縁群に対する行動療法の工夫｜

第７章　強迫性障害と広汎性発達障害
第８章　強迫症状を伴う児童思春期の短期治療成功例
第９章　hoarding（溜め込み）に関する近年の仮説と治療

｜第Ⅳ部　行動療法を使いこなす臨床家になるために｜

第10章　臨床に即した行動療法の実際―効果的な精神療法としての行動療法
第11章　行動療法を生かすための薬物療法
第12章　「行動療法家」の訓練―行動療法の治療者として自立できるための研修体験
第13章　九州大学精神科における行動療法の研修システム
第14章　行動療法治療者として自立するために必要な「考える」技術
-----------------------------
<strong>飯倉康郎（いいくら　やすろう）</strong>
1988年九州大学医学部卒業。同大学医学部付属病院精神科，飯塚記念病院勤務，肥前精神医療センター勤務を経て，2007年より筑後吉井こころホスピタル（旧奥村病院）勤務。
主要著書に『強迫性障害の治療ガイド』二瓶社，『強迫性障害の行動療法』（編著）金剛出版，『精神科臨床における行動療法―強迫性障害とその関連領域』岩崎学術出版社ほか。
<strong>芝田寿美男（しばた　すみお）</strong>
1993年長崎大学医学部卒業。大分県立病院精神科，九州大学医学部附属病院精神科神経科，肥前精神医療センターなどでの勤務を経て，2003年より福岡赤十字病院精神科副部長。
<strong>中尾智博（なかお　ともひろ）</strong>
1995年九州大学医学部卒業。肥前精神医療センター，九州大学病院精神科などでの勤務を経て，2011年より九州大学病院精神科講師。
主要著書（いずれも分担執筆）に『強迫性障害治療ハンドブック』（2006）金剛出版，『臨床精神薬理ハンドブック』（2009）医学書院ほか。
<strong>中川彰子（なかがわ　あきこ）</strong>
1982年鹿児島大学医学部卒業。九州大学医学部精神科，国立小倉病院，福岡家庭裁判所，九州大学医学部精神科，川崎医科大学精神科学教室などでの勤務を経て，2012年より千葉大学大学院医学研究院子どものこころの発達研究センター勤務。
主要著書『専門医のための精神科臨床リュミエール 11　精神療法の実際』（共編著）中山書店ほか。"]]>
      この本は行動療法を学びながら実践してきた仲間によるもので，強迫の行動療法の現場がぎっしりと詰まっています。その難治性ゆえに患者，家族，治療者を悩ませる強迫という症状に，他の治療者よりはそれほどの抵抗を感じずに立ち向かえていると思えるようになれたのは，行動療法を身につけられたからだと執筆者全員が思っています。さらに，その行動療法を身につけられたのは，この強迫症状に取り組んだおかげだという気持ちも皆同じです。強迫症状は行動療法を理解し身につけるには重要な症状であるともいえるでしょう。
行動療法に限らず，精神療法を身につけることはその人のおかれた環境に非常に左右されます。特に行動療法は技法を目の前の患者さんに応用することで治療として完成してゆく治療法なので，本などでひとりで学ぶ勉強のみでは有効な治療ができるレベルに到達するのはとても困難です。先に「仲間」と書いたのですが，行動療法を身につける環境ということでは私たちはかなり幸運な仲間なのだということを感じています。わが国の行動療法のパイオニアである山上敏子先生から九州大学精神科，肥前医療センターで指導を受けながら，あるいはその臨床に触れた仲間との切磋琢磨を通して行動療法の修業を続けることができているという幸運です。
この本はそのような私たちの日々の強迫の臨床を読者にお伝えして，私たちと同じように行動療法を身につけていただければ，と願って編まれたものです。ひとりで学ぶ行動療法の勉強と臨床現場でうまく強迫症状を治療できるようになる橋渡しになれば，との思いからです。もう少し言えば，私たちの与えられた幸運をそのままにしてはいけないという，執筆者の中では山上先生から一番身近で薫陶を受けた飯倉の危機感も孕んだ強迫症状の治療者としての強い責任感がこの本を送り出しました。ちなみに，序章において飯倉は行動療法をめぐる誤解について触れ，そのような誤解を解いています。（中略）
行動療法は患者の生活の中で症状を把握し，生活の中でその変容を促します。把握から変容，その変容からさらなる把握の深まりへと絡み合う治療が，患者との共同作業によってできあがってゆきます。治療が終了される時には患者の生活の“質”が変わっています。少なくともそれを目指します。強迫性障害に対しては認知行動療法の有効性が実証されているといわれていますが，その時の有効性というのは強迫症状の“量”の統計学的に有意な変化であり，有効群の患者でも生活の質の変化までには至っていないことが多いです。臨床研究で予後予測因子を検討する際には，本当はこの生活の質の変化までに至るものを含めていなければ，高度な統計学を駆使しても意味ある考察はできないと考えます。この，単なる強迫症状の量的変化と強迫を抱えた患者，家族の生活の質的変化との間を埋めるのに，本書がいくらかでも役立つことができればと願っています。（「あとがき」より抜粋）
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   <title>こどもの精神分析II</title>
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   <published>2012-05-17T02:40:30Z</published>
   <updated>2012-05-17T03:07:11Z</updated>
   
   <summary>こどもの精神分析II|こどものせいしんぶんせき２</summary>
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         <category term="010精神分析" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="050発達・思春期・老年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>目次●</strong>	

まえがき
第1章 こどもの精神分析アセスメント
　1． こどもの精神分析アセスメントの方法
　2． こどもの精神分析アセスメントの実際
第2章 自閉スペクトラム障害への精神分析アプローチ
　1． 自閉スペクトラム障害と精神分析
　2． 自閉スペクトラム障害児の精神分析的精神療法
　3． ウィニコットと自閉症──『子どもの治療相談面接』の「症例ボブ」より
第3章 被虐待児の精神分析
　1． 被虐待児の心性
　2． 被虐待児の精神分析
第4章 子育て支援と精神分析
　1． 精神分析理論による子育て支援
　2． 臨床実践における「精神分析と子育て支援」──マザーリング障害のある母親の心的リアリティ
第5章 自閉スペクトラム障害の発達と展開
　1． 自閉スペクトラム障害のこころの発達
　2． アスペルガー障害の芸術──ヘンリー・ダーガーの精神分析的理解
第6章 こどものこころの情景──センダックの三部作より
　1． 『かいじゅうたちのいるところ』
　2． 『まよなかのだいどころ』
　3． 『まどのそとの　そのまたむこう』
　4． まとめ

参考文献
あとがき
人名索引
事項索引
---------------------------
<strong>木部　則雄（きべ　のりお）</strong>
1983年　京都府立医科大学卒業
同　年　聖路加国際病院小児科
1986年　帝京大学医学部付属病院精神神経科
1991年　タヴィストック・クリニック児童家族部門に留学
現　職　白百合女子大学 文学部 児童文化学科 発達心理学専攻教授
著訳書 クラインとビオンの臨床講義（共訳　岩崎学術出版社，1996）
 クリニカル・クライン（共訳　誠信書房，1999）
 入門メルツァーの精神分析論考（共訳　岩崎学術出版社，2005）
 こどもの精神分析（岩崎学術出版社，2006）
 こどものこころのアセスメント（監訳　岩崎学術出版社，2007）
 自閉症の精神病理への展開（監訳　明石書店，2009）
 母子臨床の精神力動（監訳　岩崎学術出版社，2011）]]>
      　現代にあって発達障害は増加の一途にあり，今やトレンドともいえるほどになっています。その大きな理由のひとつは，こどもの精神障害の診断の不備にあります。今日，DSM-IV-TRやICD-10といった操作的診断基準が臨床で多用されていますが，そこで最も頁が割かれているのは発達障害です。ここにはすべてのこどもの問題行動が羅列されています。これを受けて，他のこどもとのコミュニケーションが少々苦手であるとか，教師に反抗的であるといっただけで，アスペルガー障害やADHDと診断されている例は枚挙に暇がありません。そもそも操作的診断基準はマニュアルであり，診断基準のそれぞれの項目に該当するか否かを判別し，該当した項目の個数で診断を決めるというものです。もともと統計や研究のための診断という任務のみを負っていた操作的診断基準が，臨床現場に侵入しそこを占領してしまった感があります。これに全面的に従って診断を行うことにより，症状，行動，適応といった表面的な事象に焦点を当てる一方で，発病に至る家族，環境，力動関係や無意識的世界が無視されてしまうようになりました。たとえば，あるこどもについて，この子はアスペルガー障害だからこうであるに違いないという十派一絡的な議論が展開されたり，その決め付けに従って，両親や教師を指導したりすることです。また，被虐待児も生物学的な背景の強い多動児も，同じADHDとして診断されてしまうという困った事態に陥ります。
　発達障害と同じく大きな問題となっている虐待は，主に保護者の問題です。子育てというのは，決して楽しいことの連続ではなく，どちらかと言えば辛いことや苦しいことの方が多いものかもしれません。こうした苦しさに耐えることが苦手な保護者が，子育て困難に陥ったり，時には虐待という悲惨な事態を引き起こすというケースが増加しています。もちろん，ここには核家族，片親家族などといった現代の家族の問題，隣近所の付き合いの希薄化など地域社会からの孤立化など現実の社会問題も関わっています。このため子育て支援ということが，現在では重要なテーマとなっています。虐待に及んでしまう保護者の多くは，自分自身も不適切に養育された過去があり，世代間伝達のサイクルに陥っています。問題のある過去の養育体験を整理できないままでいると，自分が親になることによって過去が襲ってきます。そして，この過去はさらなる虐待を生み，虐待の連鎖が起こり，トラウマがトラウマを生みだす構図となってしまっています。フロイトは心的外傷説を捨てることで精神分析を展開させました。しかし，現代の精神分析は，トラウマというフロイトが重視しなかったテーマを取り扱う必要に迫られています。そのために，創意工夫が求められているのです。（まえがきより抜粋）
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   <title>方法としての動機づけ面接</title>
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   <published>2012-04-26T02:43:35Z</published>
   <updated>2012-04-26T02:51:59Z</updated>
   
   <summary>方法としての動機づけ面接|ほうほうとしてのどうきづけめんせつ</summary>
   <author>
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         <category term="030心理療法・カウンセリング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="040行動療法・認知療法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>●目　次</strong>
緒言 MI ready to start?
　この本を読む人に問う
　失望が創造する
　読む理由
　動機づけ面接のスピリット
　では指南書ではない？
　注意事項
第I章　概念 MI as a concept
　動機づけ面接とは
　MIの歴史
　MIという態度：スピリット
　MIではないもの
第II章　方法 MI as a style of communication
　O：開かれた質問（オープニング）
　A：是認（あれとこれ）
　R：聞き返し（理解を深める）
　S：サマライズ（先に進むためのステップ台）
第III章　介入 MI as an Intervention
　面接から巻き込んでくる強迫性障害
　ネット相談におけるMI
　ここまで増幅した聞き返しにも肯定する全般性不安障害の患者
　家族療法としてのMI（CRAFT）
　私が私をトレーニングする
第IV章　研究 MI as a research agenda
　MIは面接を技術にする
　言語行動と関係性を評価する
　言語を分析する
第V章　態度 MI as an attitude
　非特異的という特異的な治療因子
　プラセボ反応とは
第VI章　結んで開いて MI to close and open new lines
　O：開かれた質問を開く
　自己是認
付　録
　Ⅰ 援助反応質問紙
　Ⅱ 動機づけ面接スキルコードマニュアル第2.1版
　Ⅲ 動機づけ面接治療整合性尺度第3.0版・日本語版
　
----------------------------------------
原井　宏明（はらい・ひろあき）
1984年　岐阜大学医学部卒業，ミシガン大学文学部に留学（文化人類学専攻）
1985年　神戸大学医学部精神科で研修
1986年　国立肥前療養所精神科医師
1998年　国立菊池病院精神科医長
2001，2002年　ハワイ大学精神科アルコール薬物部門留学
2003年　国立菊池病院臨床研究部長
現　 職：医療法人和楽会なごやメンタルクリニック 院長，精神保健指定医，日本行動療法学会認定専門行動療法士，動機づけ面接トレーナー
著 訳 書：対人援助職のための認知・行動療法―マニュアルから抜けだしたい臨床家の道具箱（金剛出版，2010），ACT（アクセプタンス＆コミットメント・セラピー）をはじめる―セルフヘルプのためのワークブック（訳，星和書店，2010） ，認知行動療法による子どもの強迫性障害治療プログラム― OCD をやっつけろ！（共訳，岩崎学術出版社，2008），ACT ハンドブック（分担執筆，星和書店，2011）他　
ウェブサイト：URL http://harai.main.jp/index.html]]>
      　動機づけ面接（ どうきづけめんせつ：Motivational Interviewing， 以下MI）とは米国ニューメキシコ大学臨床心理学名誉教授のウィリアム・R・ミラー Ph.D と英国カーディフ大学臨床心理学教授のステファン・ロルニックPh.D が主になって開発したカウンセリングアプローチである。MI は，クライエントの中にある矛盾を拡大し，両面性をもった複雑な感情である“アンビバレンス”を探って明らかにし，矛盾を解消する方向にクライエントが向かうようにしていく。こうすることによって，クライエントの中から動機づけを呼び覚まし，行動を自ら変えていく方向にもっていくことができる。クライエント中心かつ準指示的な方法である。
　客観的にみれば，日常生活行動をすぐに変える必要がある場合でも，クライエントが必要性を感じているかどうか，さらに実際にやるかどうかは千差万別である。きっかけが与えられれば，すぐにやるという人があれば，何年でも先延ばしにする人もいる。そもそも変わる必要などない，今のままで何が悪い？と変わることを拒む人もいるだろう。MI はカウンセリングの場に臨むクライエントの動機づけのレベルは多様であるという現実を認識し，受け入れている。はっきりしているのに知らない振り，分かっているけれどできない，やっているけれど全部無駄，やりたいけれどやりたくない，このような本音と建前があり，裏表があるのは人間の常である。そして，MI は，この矛盾やアンビバレンスこそが動機づけにつながるとみなす。自ら矛盾に気づくことができれば解消したくなるからである。
　カウンセラーとクライエントの関係は協働的・共感的である。カウンセラーはクライエントが述べることに対する鏡のように振る舞う。ただ単純にそのまま反映する鏡ではなく，クライエントの矛盾・アンビバレンスにオートフォーカスしつつ，同時に全体像を一覧できるような鏡である。この方法によって，問題とされている行動の結果として起こる潜在的な問題や過去の経験，リスクなどに対してクライエントが自ら気づくように誘うことができる。全体像を見せることで，より良い将来をクライエントが自ら想い描き，それを達成しようとする動機づけを強める。どちらにしても，MI の戦略は，クライエントが自らの行動について違った見方をするようになり，行動を変えることによって何が得られるかを考え，最終的にはどのように行動を変えるかを明言するようになることを目指している。（第I章より抜粋）
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   <title>松木邦裕との対決</title>
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   <id>tag:www.iwasaki-ap.co.jp,2012://1.584</id>
   
   <published>2012-04-13T05:49:07Z</published>
   <updated>2012-04-13T10:21:05Z</updated>
   
   <summary>松木邦裕との対決|まつきくにひろとのたいけつ</summary>
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         <category term="010精神分析" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>目次■</strong>
まえがき
イントロダクション
・精神分析的方法についての覚書──現象・理解・解釈（松木邦裕）　　
対決一　悲しみをこころに置いておくことをめぐって
・悲しみをこころに置いておけないこと──抑うつ状態についての覚書（松木邦裕）
・悲しみをこころに置いておけるために──攻撃性の解釈から〝見えない連結〞の解釈へ（祖父江典人）
対決二　終結をめぐって
・分析臨床の終わり、分析的思考のはじまり──「ひとつの終わり──終結をめぐる論考」をめぐって（上田勝久）
対決三　情緒的に受け入れることをめぐって
・パーソナリティ障害とのかかわりでの逆転移──逆転移での共感、憎しみ、そして悲しみ（松木邦裕）
・客観性の萌すところ（関真粧美）
対決四　心身症治療をめぐって
・精神分析的心理療法過程と罪悪感──心身症によるイラストレーション（松木邦裕）
・心身症に対する精神分析的アプローチに関する一考察（岡田暁宜）
対決五　退行をめぐって
・退行と転移（松木邦裕）
・退行をめぐって（細澤仁）
----------------------------------
<strong>細澤　仁（ほそざわ　じん）</strong>
1988年 京都大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業
1995年 神戸大学医学部医学科卒業
2001年 神戸大学 大学院 医学系研究科 助手
2007年 兵庫教育大学 大学院 学校教育研究科 教授
2010年 椙山女学園大学 人間関係学部 教授
専　攻 精神医学，精神分析，臨床心理学
現　職 関西国際大学 人間科学部 教授
著訳書 解離性障害の治療技法，心的外傷の治療技法（みすず書房），精神分析と美（監訳，み
すず書房），ナルシシズムの精神分析（共著，岩崎学術出版社），分析家の前意識（共訳，
岩崎学術出版社）]]>
      <![CDATA[この書物は、松木邦裕先生の還暦記念論文集という趣旨を有していますが、まったくの偶然の産物です。
平成22年の年末に、私は松木先生と宴席で酒を酌み交わしていました。その中で、偶さか、松木先生の還暦の話が出ました。私が松木先生に還暦記念パーティーや還暦記念出版などの予定があるのかを何とはなしに尋ねたところ、松木先生はそのような慣習的な行為は好まないとのことでした。その際に、私の中に、従前から私の中に存在していた、松木先生の論文にもの申したいという気持ちを強く意識しました。これは、それを公式に表明する千載一遇のチャンスだと直観しました。そこで、私は、慣習的なものでなければよいのかと屁理屈をこね、弟子たちが師匠を称揚するという従来の還暦記念論文集ではなく、松木先生にもの申すという趣旨の「対決本」を出しましょうと提案しました。このような酒の席の無礼講みたいな企画を、なぜか松木先生は快く了承してくれました。このことは、松木先生の度量の深さを示すと共に、松木先生の性格の偏向を示しているように思います。そもそも、師匠（私は松木先生のことを勝手に師匠と思っています。松木先生はそもそも誰とも師弟関係ではなく、同僚であると言い張っていますが）に、このような失礼な振る舞いに及ぶ私は相当に性格がねじ曲がっていると言えましょう。私の考えでは、弟子の義務は師匠を殺すことです。無論のこと、私の修業がまだまだ足りないため、この書物で目的は達していません。次の「古希」でチャンスをうかがいたいと思います。
「対決」ということばのセンセーショナルな響きに眉をひそめる良識的な読者もいることでしょう。しかし、私はこのやや下品なことばこそがこの書物のあり方を体現していると思っています。幸いにも、松木先生もこのタイトルを気にいってくれました。
次に、著者の選定が問題となりました。通常なら還暦記念論文集ということもあり、松木先生の弟子や松木先生と縁が深い臨床家に依頼するのが筋というものでしょう。しかし、私はこの書物の趣旨を考え、むしろ、松木先生との関係が薄いけれども、松木先生の考えに関心を持ち、なおかつ、松木先生と異なる考えを持っている臨床家に依頼することにしました。そのため、おそらく松木先生との縁がもっとも深い九州の精神分析臨床家がひとりも入っていないという事態になってしまいました。このような私の個人的気持ちから出発した企画に快く参加していただいた各著者にも深謝したいと思います。
また、読者へのプレゼントとして、還暦を迎えた松木先生の技法論の現在を表す論文を掲載しました。このようなパーソナルな企画に関心を寄せていただいた読者へのささやかな感謝の気持ちです。
かくのごとく、この書物はあらゆる意味で型破りであると思います。このような型破りの何かを生み出す土壌を育む松木先生はやはり至極稀有な存在なのでしょう。私のような「反逆児」でも受け入れてもらい、松木先生にはとても感謝しています。
<strong>（細澤仁　まえがきより抜粋）</strong>]]>
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   <title>思春期の意味に向き合う</title>
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   <id>tag:www.iwasaki-ap.co.jp,2012://1.581</id>
   
   <published>2012-03-19T06:40:00Z</published>
   <updated>2012-03-19T07:22:47Z</updated>
   
   <summary>思春期の意味に向き合う|ししゅんきのいみにむきあう</summary>
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   </author>
         <category term="020精神医学・精神医療" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="050発達・思春期・老年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>■目次</strong>
はじめに
第１章　思春期の意味──「役割の変化」
第２章　親にとっての「役割の変化」としての思春期
第３章　思春期の意味をふまえた治療のあり方
第４章　思春期の治療者に必要とされる姿勢
第５章　医学モデルで「役割の変化」を乗り越える
第６章　「役割の変化」のハードルを上げる親の問題
第７章　いじめられ体験からの「役割の変化」
第８章　問題行動のとらえ方
第９章　思春期の光を信じる
あとがき
-----------------------------------------
水島広子（みずしま　ひろこ）
1992年　慶應義塾大学医学部卒業
1992年　慶應義塾大学医学部精神神経科勤務
1999年　慶應義塾大学大学院修了（医学博士）
■現在：対人関係療法専門クリニック院長，慶應義塾大学医学部非常勤講師（精神神経科），対人関係療法勉強会代表世話人，アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表
■著書：怖れを手放す─アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ（星和書店），自分でできる対人関係療法（創元社），拒食症・過食症を対人関係療法で治す（紀伊國屋書店），臨床家のための対人関係療法入門ガイド（創元社），対人関係療法マスターブック──効果的な治療の本質（金剛出版），対人関係療法でなおす うつ病（創元社），対人関係療法でなおす 双極性障害（創元社），対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係（創元社），10代の子をもつ親が知っておきたいこと（紀伊国屋書店），摂食障害の不安に向き合う──対人関係療法によるアプローチ（岩崎学術出版社），トラウマの現実に向き合う―ジャッジメントを手放すということ（岩崎学術出版社）他
■訳書：探すのをやめたとき愛は見つかる，臨床家のための対人関係療法クイックガイド，グループ対人関係療法（以上創元社），対人関係療法総合ガイド（岩崎学術出版社）他]]>
      思春期の治療においては、過保護さと、過保護を手放すことの両方が必要だと思っている。周囲も巻き込んでとても丁寧に関わることが必要な時期があるのは事実だが、まだまだ心配があっても手放すことに価値がある時期もある。これらの見極めこそ、治療のダイナミズムの楽しみだとも言える。このダイナミズムは、大人の治療にも生かしていくことができるものである。人は強いストレス下にあるとき、そして、心を病んだとき、無力感が強まり、自己肯定感が低下する。症状による直接の影響だけでなく、自分という存在の価値や自分の力を感じられない状態になるのだ。そんなときには、「過保護」な関わりが必要となる。治療者が積極的に関わり、必要な情報を与え、患者の代弁者として周囲の説得を試み、好ましい環境を作る、というような局面がプラスの意味を持つ。
しかし、ある程度症状が和らぎ、自分に起こったことの意味がわかり、見通しが立ってきた時点では、むしろ過保護を手放して、本人が自分でやっていく力を信じる必要が出てくる。つまり、治療者による無条件の肯定的関心や、温かいサポートは、患者が自分自身にそれを与えてあげられない間の代替品なのだと思う。
＊
本書は、臨床家向けの体裁をとってはいるものの、実はより広い領域の方にも読んでいただきたいという思いで書いた本である。本来は治療対象となるような思春期患者が実際に臨床現場に現れることは決して多くない。教育現場だけで対処されていることも一般的だし、思春期の症状は「問題行動」として現れることが多いため、警察や司法などの場で対応されていることも少なくない。それが治療対象となるものであることを知らなければ、治療への引き継ぎが考慮されることもないだろう。このことは患者が適切な治療を受ける機会を奪ってしまう。
また、どのような領域で患者と接する場合であっても、その基本姿勢は「思春期という『役割の変化』」の意味をふまえたものであってほしい。より広く考えれば、「患者」と呼べないレベルの思春期の子に対しても、患者になることを予防するという観点から、やはり同様の配慮を求めたい。つまり、思春期に現れる特徴・症状やその対処法については、臨床家だけが知っているのでは全く不十分であり、臨床家はもちろんのこと、それ以外の領域の方にもできるだけ知っていただきたい、という思いが、本書を執筆した一つの主要な動機である。
その際の原点となるのが、本書のタイトルにある「思春期の意味」である。思春期の意味をよく理解すれば、どのような介入が適切で、どのような介入が不適切であるかを判断することができるだろう。「思春期の意味」を踏まえた介入は、目覚ましい効果をもたらすのである。
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   <title>思春期・青年期のこころとからだ</title>
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   <published>2012-03-08T05:58:14Z</published>
   <updated>2012-03-08T07:04:55Z</updated>
   
   <summary>思春期・青年期のこころとからだ|ししゅんきのこころとからだ</summary>
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   </author>
         <category term="050発達・思春期・老年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      はじめに：思春期・青年期の心と身体の発達
Ⅰ　こころ　　
　1 心の形と働き
　　フロイトの考えた“心”
　　無意識との出会い
　　防衛と適応のためのメカニズム～防衛機制
　　ユングの考えた“心”
　　心理学偉人伝：フロイトの軌跡
　　心理学偉人伝：ユングの軌跡
　2 わたし
　　ライフサイクルから見た青年期
　　心理学偉人伝：エリクソンの軌跡
　　ユング心理学の視点から
　3 わたしとあなた
　　親との関係
　　友だちとの関係
　　みんなの中でのわたし
Ⅱ　からだ　　
　1 わたしたちの身体
　　ボディ・イメージ
　　身体か，精神か？
　　無意識と身体
　　身体も，精神も！
　　心の発達と身体
　2 性：ジェンダーとセックス
　　ジェンダーとセックス
　　ジェンダー
　　性愛的な結びつき
　　性愛関係における痛み
　　同性愛
Ⅲ　思春期・青年期の心の病と健康　　
　1 思春期・青年期に見られる問題
　　心身症
　　パニック障害
　　強迫性障害
　　境界性人格障害
　　摂食障害
　　うつ病
　　統合失調症
　　発達障害
　　自傷行為
　　もし友だちが心の病になったら
　　家族に心の病を抱えた人がいたら
　2 健康な心で過ごすために
　　リラックス法
　　認知行動療法
-----------------------------
　　　【ワーク1：心のかたちを描いてみよう！】
　　　【ワーク2：連想ゲーム】
　　　【ワーク3：Who am I ?】
　　　【ワーク4：アイデンティティの確立をめぐるストーリー】　
　　　【ワーク5：夢を描く，夢を演じる】
　　　【ワーク6：わたしの年表】
　　　【ワーク7：嫌いな人・苦手な人】
　　　【ワーク8：さまざまな役割】
　　　【ワーク9：身体の地図】
　　　【ワーク10：ゆっくり・速く】
　　　【ワーク11：理想の自分】
　　　【ワーク12：どっちが得か？】
　　　【ワーク13：心の貯金箱】
------------------------------------------
鍛冶　美幸（かじ・みゆき）
1988 年　立教大学文学部心理学科卒業
2008 年　立教大学現代心理学研究科臨床心理学専攻博士後期課程修了
現　 職：医療法人社団碧水会 長谷川病院ダンスセラピスト，フェリス女学院大学非常勤講師，国士舘大学非常勤講師，代官山カウンセリングセンター カウンセラー，私立中学・高校スクールカウンセラー，大泉金杉クリニック カウンセラー臨床心理士，博士（臨床心理学），アメリカ・ダンスセラピー協会認定セラピスト（BC-DMT），日本ダンスセラピー協会理事・同会認定スーパーヴァイザー，日本集団精神療法学会認定スーパーヴァイザー
著訳書：芸術療法2 実践編（分担執筆，岩崎学術出版社，2003），芸術療法実践講座5 ダンスセラピー（分担執筆，岩崎学術出版社，2004），集団精神療法的アプローチ（分担執筆，集団精神療法叢書，1994）
      　思春期から青年期の心の在り方を研究した人のなかには，この時期を「疾風怒濤の時代」と呼ぶものがあります。急激な心身の成長は，まるで激しい波風に翻弄されるかのような体験だということです。一方で，この時期を平穏に過ごすものがいることを指摘した研究もあります（村瀬，1984）。他にも，文化人類学者ミードMead, M.（ 1961）は実地調査を通じて，サモア島では青年期は人生で最も平穏で幸福な時期であることを明らかにしています。このように思春期・青年期の過ごし方には個人によっても，また文化によっても差があります。
　しかし，これまで挙げたような心身の変化は，その体験の仕方の強烈さには個人差があるでしょうが，誰の身にも訪れるものです。そして多くの場合，若者自身の自己イメージだけでなく，彼・彼女をめぐるさまざまな環境との関わり方にも変化をもたらします。それまで幼いなりに築いてきた自己イメージがガラガラと音を立てて崩れるように解体し，新たな自分を見つけていく必要を感じるのです。そして，変化する自分自身を模索しながら，親や友人との付き合い方にも変化を生じさせていくのです。
　さて，思春期・青年期では，「心」と「身体」が相互に影響を及ぼしながら発達を進めていくことがお分かりいただけたでしょうか。本書では，ここまでで皆さんに示したこの時期の心理・社会的テーマについて，「心」と「身体」の両面から学びを進めていきたいと思います。
　第I 部は「心」です。心はどこにあるのでしょうか？　心を見つめることは私たちにとって，どのような意味があるのでしょうか？　臨床心理学の礎となる理論をもとに学んでいきましょう。
　第II 部では「身体」の側面から，自分という存在について考えてみましょう。はじめに「心」と「身体」のつながりについて学びます。そしてその後は，私たちにとって自分の身体性がとくに強く感じられる「性」にも目を向けて見ましょう。
　第III 部は，「心の病と健康」です。心身のバランスが崩れるとき，私たちにどのような変化が生じるのか，またそれを予防するためのちょっとしたコツも学んでいただけたら良いと思います。
　ところで，頁を繰っていただくと，皆さんが書き込みをするスペースがいくつもあることに気づかれるでしょう。これは，学ぶ人自身が主体的にテーマに取り組んでいただけるよう，本書では簡単なエクササイズや描画などのワークを紹介しているからです。是非，「心」と「身体」，双方を存分に動かしながら進めていただきたいと思います。（はじめにより抜粋）
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   <title>エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究</title>
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   <published>2012-02-02T06:24:45Z</published>
   <updated>2012-02-02T08:44:15Z</updated>
   
   <summary>エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究|えびでんすにもとづくかうんせりんぐこうかのけんきゅう</summary>
   <author>
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   </author>
         <category term="030心理療法・カウンセリング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[　
<strong>目次●</strong>
　日本の読者へ
　推薦のことば　ミカエル・ランバート
　推薦のことば　ローリー・クラーク
　謝辞
第1章　イントロダクション――研究からの問いかけ
第2章　カウンセリングおよびサイコセラピーがもたらす結果
第3章　セラピーにおける立場（orientation）の違いは問題なのだろうか？――サイコセラピーにおける大論争
第4章　クライアントの要因――治療的変化の核心
第5章　セラピストの要因――誰が何のために働くのか？
第6章　セラピー関係の要因――癒すのは関係……だろうか？
第7章　技法とプラクティスの要因――セラピストがやっていることと，それをどのようにやっているかのどちらが重要か？
第8章　コンクリュージョン
　補遺――さまざまなセラピーの効力と効果
　用語集
　研究クイズ解答
　文献
　監訳者あとがき
　人名索引
　事項索引
---------------------------------
<strong>監訳者略歴</strong>
清水　幹夫（しみず　みきお）
1944年　東京都に生まれる
1974年　青山学院大学大学院文学研究科心理学専攻修了
1975年　東京農業大学農学部講師，1985年より助教授
1996年　 千葉大学教育学部教授，1997年より大学院学校教育学専攻ならびに学校臨床専攻教授兼務
2002年　法政大学現代福祉学部教授，大学院人間社会研究科教授
現　在　 法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授，大学院人間社会研究科教授
著　著　 （以下すべて分担執筆）『カウンセリングプロセスハンドブック』（金子書房，2004年），『臨床心理面接演習（臨床心理学シリーズ4）』『臨床心理基礎実習（臨床心理学シリーズ5）』（ともに培風館，2004年），『カウンセリングの展望』（ブレーン出版，2005年），『エンカウンター・グループと国際交流』（ナカニシヤ出版，2005年）
訳　書　 『パーソンセンタード・アプローチの最前線』（共訳，コスモス・ライブラリー，2007年）

末武　康弘（すえたけ　やすひろ）
1959年　長崎県に生まれる
1989年　筑波大学大学院博士課程教育学研究科満期退学
1989年　女子美術大学芸術学部専任講師，1991年より助教授
1992年　明治学院大学文学部専任講師，1993年より助教授
1996年　法政大学文学部助教授
2001年　法政大学現代福祉学部助教授
2002年　法政大学大学院人間社会研究科臨床心理学専攻助教授
現　在　法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授，大学院人間社会研究科教授
著　書　 『改訂　ロジャーズを読む』（共著，岩崎学術出版社，2006年），『新版　産業カウンセリング　事例に学ぶ』（共著，日本産業カウンセラー協会，2007年），『フォーカシングの原点と臨床的展開』（共著，岩崎学術出版社，2009年），『ジェンドリン哲学入門』（共編著，コスモス・ライブラリー，2009年）
訳　書　 『ロジャーズ主要著作集1　カウンセリングと心理療法』（共訳，岩崎学術出版社，2005年）]]>
      　監訳者の観点から本書の論点のハイライトをいくつか示しておきたい。第一に，本書ではカウンセリングやサイコセラピーの分野におけるエビデンスベースト（evidence based）の動向の意義を踏まえつつ，公正かつ中立的な立場から研究知見がレヴューされている。対人援助の実践におけるエビデンスベーストのトレンドは，日本においても無視することのできない動向になってきているが，本書はカウンセリングやサイコセラピーのインフォームドコンセントにおいても，またどのセラピーを選択したらよいのかについての情報提供においても，種々の貴重な情報を提供していると言える。
　第二に，本書はカウンセリングやサイコセラピーが具体的に提供することができる効果や効力について，これまでに集められたデータやエビデンスをもとに，とても勇気づけられる知見を示している。例えば薬物療法や一般的な医療と比較して，カウンセリングやサイコセラピーが人々に提供できる効果は決して小さなものではないことが本書からはわかる。日本ではまだ，カウンセリングやサイコセラピー独自の効果や効力について光をあてるような研究が十分に蓄積されてきているとは言えない。日本における研究の発展と蓄積も強く求められていると言えよう。
　第三に，本書には，カウンセリングやサイコセラピーの実践を行う中で疑問に感じられたり，行き当たったりするような具体的な問題のいくつかについて，とても明確な，あるいは示唆的な，場合によっては驚くべき研究知見やエビデンスが示されていると言える。例えば，セラピーの内容や方法によって効果に差はあるのか，セラピストの性差は効果に影響しているのか，プロフェッショナルなセラピストとそうでないセラピストの間の効果の差はどのくらいあるのか，等々である。研究知見やエビデンスの中身によっては，私たちの思い込みや信念が大きく揺さぶられるようなものもあるが，本書の原題のサブタイトルにあるように，The Facts are Friendly（「事実は味方である」）という視点から，私たちの実践も絶えず見直されなければならないだろう。本書が多くのカウンセラーやサイコセラピストの座右に置かれ，よりよい実践のための指針や手がかりとして活用されることを，原著者とともに監訳者たちは願っている。
　最後に，本書ほどカウンセリングやサイコセラピーの分野の研究知見やエビデンスを総合的に，しかもとても理解しやすいかたちで示した書物は，これまでになかったと言えるだろう。それゆえ，臨床心理学を学ぶ学部生や大学院生をはじめ，看護学生や医学生，そして臨床心理士，学校心理士，カウンセラー，セラピスト，社会福祉士，精神保健福祉士，看護師，医師，作業療法士，法務技官，産業カウンセラー，教師など，臨床や対人援助にかかわる多くの人々に活用してもらいたいと思っている。さらに日本においても，同様な実証的研究がこれまで以上に進展し蓄積していくことにつながれば，監訳者たちには望外の喜びである。
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   <title>どの子もこぼれ落とさない授業づくり４５</title>
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   <published>2012-01-17T02:18:32Z</published>
   <updated>2012-01-17T07:19:27Z</updated>
   
   <summary>どの子もこぼれ落とさない授業づくり４５|どのこもこぼれおとさないじゅぎょうづくり</summary>
   <author>
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   </author>
         <category term="050発達・思春期・老年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="060自閉症・発達障害" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>●目　次</strong>

序章　「授業・学校づくり」のラフ・スケッチと若干の理論的下敷き
　　　　１　子どもに学びをもたらす授業　　
　　　　２　子どもの活動　　
　　　　３　困り感　　
　　　　４　授業・学校づくり――提案授業と研究協議会　　
　　　　５　インクルージョン　　
第１章　「学習課題」を設定する　　　
　　　一、「ねらい」を「学習課題」に書き換える　　
　　　　①「学ぶ喜び」をもたらすための「ねらい」　　　
　　　　②「ねらい」を決める　　　
　　　　③「学習課題」を設定する　　
　　　二、「学習課題」に向かわせるために　　
　　　　④トランポリンモデル　　
　　　　⑤「はしご課題」を設定する　　
　　　　⑥「手だて」を工夫する　　
　　　コラム１　　大学の授業から
第２章　「学び合いのプラン」を考える
　　　一、教材とつなぐ
　　　　⑦「学習課題」をつかませることから　　
　　　　⑧教材から「かたどる」　　
　　　　⑨子どもと教材をつなぐ手だて　　
　　　二、仲間とつなぐ基礎
　　　　⑩二つの「協同化」
　　　　⑪子どもをつなぐ媒介を用意する　　
　　　　⑫学ぶ値打ちのある学習課題を用意する　　
　　　三、仲間とつなぐ技法
　　　　⑬机のかたち　　
　　　　⑭ペア活動　　　　　　
　　　　⑮班活動　　
　　　　⑯全体でつなぐ　　
　　　四、「学び合い」と「ケア」
　　　　⑰「聴く」ことは「承認」すること　　
　　　　⑱語り出すことは傷つくこと　　
　　　　⑲依存的自立　　
　　　　⑳居場所は、人と人とのあいだにある　　　
　　　五、自分の言葉で語る
　　　　21語ること、表現すること　　
　　　　22教師のしゃべりすぎはいけない　　
　　　　23世界を見る解像度を高める　　
　　　　24できたてほやほやの言葉　　
　　　コラム２　授業の軸と学級崩壊
第３章 通常の学級における特別支援教育
　　　一、支援に向けた考え方
　　　　25子どもを困らせていないか　　
　　　　26「困り感」の軽減　　
　　　　27学びの支援　　
　　　二、教育的アセスメントとは
　　　　28子どもの実態は、人によって語られるもの　　
　　　　29「指導法」は、実態把握のツール　　
　　　　30試行的な指導を通しての実態把握　　
　　　コラム３　付き人支援
第４章　特別支援学級の学級経営と授業づくり
　　　一、特別支援学級の学級経営
　　　　31三つの環境を整える　　
　　　　32学級経営の柱を立てる　　
　　　　33つけたい力を精選する　　
　　　二、特別支援学級の授業づくり
　　　　34「学び合い」を意識する　　
　　　　35適切な手だてをして子どもから離れる　　
　　　コラム４　定着より、できた・分かった経験
第５章　授業・学校づくり
　　　一、はじめの一歩　　　　　　　
　　　　36足場を固める　　
　　　　37他人の授業を見て学ぶ　　
　　　　38公開が進まない理由　　
　　　二、提案授業の準備と参観の方法
　　　　39指導案をどうするか　　
　　　　40座席表を用意して子どもの学びと育ちを見取る　　
　　　　41記録をどうするか　　
　　　三、研究協議会のすすめ方
　　　　42協議の柱
　　　四、インクルーシブ教育に向けて　
　　　　43インクルージョン・レベル１　　
　　　　44インクルージョン・レベル２　　
　　　　45学びの質の保証　　
　　　コラム５　先を急がない
おわりに　インクルーシブ教育への道
----------------------------------------
佐藤　曉（さとう　さとる）
1959年，埼玉県に生まれる。
筑波大学第二学群人間学類卒業，同大学院教育研究科修了。博士（学校教育学）。
現在，岡山大学大学院教育学研究科教授。
著書　発達障害のある子の保育の手だて・実践満載発達に課題のある子の保育の手だて（岩崎学術出版社），発達障害のある子の困り感に寄り添う支援・見て分かる困り感に寄り添う支援の実際・自閉症の困り感に寄り添う支援・子どもも教師も元気が出る授業づくりの実践ライブ（学習研究社）その他多数。]]>
      　どのような授業をしたら、こぼれ落ちる子どもをつくらず、すべての子どもに質の高い学びをもたらすことができるのでしょうか。また、そのような授業が提供できる学校づくりを、どう進めていったらいいのでしょうか。こうした問いに対して、本書では、具体的な実践をもとにお答えしようと思います。
　詳細については本文をお読みいただくとして、ここでは、問いをたてるにいたった経緯を、かいつまんでお話しさせてください。
  私が学校とのお付き合いを始めたきっかけは、障がいのある子どもへの支援方法をアドバイスする巡回相談でした。二十五年くらい前のことです。その後、発達障がいの問題がある種のブームになって、学校からの要請が急激に増加しました。
　ところが、それに応えていくなかで、一つの疑問がわいてきました。この子たちにまつわる問題を解決するためには、個別支援もさることながら、授業の本体をなんとかしなくてはいけないのではないかと。クラスが落ち着かなかったり、授業の足腰が弱かったりするがゆえに「困り感」を抱える子どもが量産されているという現実が、あちこちで見受けられたのでした。
　この傾向は、皮肉なことに、特別支援教育の推進と比例するかのように強まっていった印象があります。そこへの反省もあって、ここ数年は、特別支援教育領域の人たちも、授業づくりに目を向けるようになりました。
　しかし、授業の見直しをどう進めたらいいのか。いや、それ以前に、どんな授業をしたら子どもが救えるのか。七、八年前までは、私自身も、明確な答えを持ちあわせていなかった気がします。ここのところよく耳にする「特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり」とか「授業のユニバーサルデザイン」とかいったキャッチフレーズがすでにそのころから言われはじめていましたが、いささか表面的な発想に、もうひとつ乗り切れない感覚がありました。かといって、これでいけると確信がもてる方向性も打ち出せずにいたのですけれど。
　そんな折、岡山の岡輝中学校では、森谷正孝校長が中心となって協同学習による学校改革に着手していました。森谷先生が声をかけてくださり、中学校の校長室でお会いしたのが佐藤雅彰先生〈元富士市立岳陽中学校長〉でした。協同学習については、以前からいくつかのパイロット校に足を運んで知ってはいましたが、当時はまだ迫ってくるものがありませんでした。それを変えてくれたのが、佐藤雅彰先生です。
　校長室で雑談をしていたところ、雅彰先生が、「『困り感』というのは、とてもいい言葉ですね」と話しかけてくださいました。二〇〇四年に書名として「困り感」を使って以来、多くの人に愛用してもらった言葉ではありますが、違う畑の人から聞くのは、はじめてだったかもしれません。おそらく、雅彰先生がもともと使っていた言葉を、「困り感」の本につなげて語ってくださったのだと思います。お話をうかがうにつれ、この先生は大切なことを私に教えてくれる人だと直感しました。かってに師と仰いで、もらえるものは全部もらおうと心に決めたのでした。
  その後、いまのスタイルの授業・学校づくりに至っています。折しもインクルーシブ教育の考え方が提出され、今度は、協同学習とインクルーシブ教育との親和性を感じています。その過程で立てられたのが、冒頭の問いです。
　それゆえ、この本で語られる提案のほとんどは、協同学習とインクルーシブ教育の和集合に属しています。以下、ざっとですが、本の内容をご案内しましょう。

　序章では、本書でお伝えしたいことのあらましを、コンパクトにまとめました。また、その輪郭が明瞭になるよう、理論的な背景についてもいくらか触れています。できるだけ専門用語を使わずに書きましたので、一読してみてください。
　第１章と第２章は、「子どもの活動」がテーマです。子ども自身に活動をさせなければ、力はつきません。子どもが学びひたれるような活動をいかに仕組めるか、それが教師の腕の見せ所です。第１章では、授業の「ねらい」から「学習課題」を設定するプロセスに焦点を当てました。続いて第２章では、子どもと教材をつなぎ、そして子ども同士をつなぎながら、最終的に子どもが自分の言葉で語れるようにする指導技術を、具体的に解説しています。
　第３章では、「困り感」を抱く子どもを支える手だてが紹介されています。子どもが困っていても気づいてもらえないまま、予定された授業だけが淡々と進んでいく光景は、見ていてとても悲しくなります。「授業のなかで困っている子どもは、授業のなかで救う」、それが私たちのコンセプトです。
　第４章のテーマは、特別支援学級の学級づくりと授業づくりです。個別的な手だてを整えながらも、子ども同士が学び合える授業をつくりたいと思います。
　第５章と終章では、研究協議会の改善を核にした授業・学校づくりの実践を取り上げるとともに、インクルーシブ教育に向けた展望を示しました。提案されている授業・学校づくりのプランは、インクルーシブ教育を実現させるためのあらたな地平を切り開くことになるでしょう。
  なお本書は、私と小学校研究主任のフク先生とが対話をする形式で進行していきます。実際に授業・学校づくりの舵取りをするのは、研究主任の仕事です。研究主任の先生がしっかりしていると、学校は動きます。
　この本には、現場で見つけた実践の知恵が、たくさん紹介されています。おじゃました学校の先生がたには、心から感謝しています。ただ今回は、このまえがきを除いて、学校名や個人のお名前を掲載するのを差し控えました。個人情報の問題もあるのですが、むやみな視察によって、対応する先生たちに不要な時間を費やしてほしくなかったからです。授業・学校づくりは、静かでローカルな営みであってほしいというのが、私の願いです。学校は、子どもが大人の都合で振り回されることのない場所でなくてはいけません。
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   <title>精神分析という語らい</title>
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   <id>tag:www.iwasaki-ap.co.jp,2011://1.569</id>
   
   <published>2011-11-11T04:57:49Z</published>
   <updated>2011-11-11T05:02:54Z</updated>
   
   <summary>精神分析という語らい|せいしんぶんせきとうかたらい</summary>
   <author>
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         <category term="010精神分析" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      目次●
まえがき
第Ⅰ部　精神分析概念との語らい
第１章　エディプスのとば口
第２章　ナルシシズムと心的な死
第３章　「超自我」再考
第Ⅱ部　フロイトとの語らい
第４章　鼠男の治療記録──フロイトの悲劇
第５章　フロイトの疚しさ──「終わりある分析と終わりなき分析」にみるフロイトの限界
第Ⅲ部　日本の精神分析との語らい
第６章　「『自分』と『甘え』」再考
第７章　「甘え」理論の対象関係論的含蓄
第８章　「見るなの禁止」とは何か
第Ⅳ部　精神分析というできごととの語らい
第９章　夢みることと精神分析
第10章　精神分析の非対称性について──ウィニコットの視点から
第11章　「劇的瞬間」と「精神分析的瞬間」
----------------------------------
藤山直樹（ふじやま　なおき）
1978年 東京大学医学部卒業
現　在 上智大学総合人間科学部心理学科教授
東京神宮前にて個人開業
      この本の構成をあらかじめ読者諸氏に明らかにしておこう。この本は四つの部分に分かれている。四つの部分それぞれも、そして各章も基本的に独立しているから、読者諸氏はこの本をどこからお読みになってもいいのだが、第Ⅳ部だけはちょっと性格が違う気もするので、最後に読まれた方がよいかも知れない。
　第Ⅰ部は、「精神分析概念との語らい」と題されている。精神分析のいくつかの概念と正面切ってまみえた語らいの記録である。ひとつの概念と深く語らうと、自分の精神分析全体とのつながりが変化し、自分にとっての精神分析が変形される。自分にとっての精神分析をそのようにして不断に改訂され、新しくかたちづくられる。そのような運動がなくなってしまえば、精神分析は自分のなかで死に絶えてしまうのだろう。
　そのような作業を人生を通して行なったのがフロイトである。彼ほどの高みに到達することは難しくても、私たちが精神分析と真に交われば、彼と同じような作業に従事することは避けられない。そうなると私たちは先達としてのフロイトと語らいたくなる。第Ⅱ部は「フロイトとの語らい」として、フロイトの初期の仕事と晩年の仕事の二つを素材に彼と語らった。けっして彼の論文や仕事と語らおうとしたのではない。あくまで私は彼と語らおうとした。精神分析が患者の話を聴くものではなく、患者を聴くものであるように、私はフロイトを聴き、何かを語ろうとしたのである。
　日本で精神分析をやっている以上、私は日本の先達のことを常に意識してきた。とくにオリジナルなアイデアによって精神分析という文化に貢献した、土居健郎と北山修は、自分が彼らとかなり近いところにいた時期があったこともあって、最も気になる存在であった。私は彼らの概念に絶えず関心を向け、何かを考えてきた。「日本の精神分析との語らい」と名付けられた第Ⅲ部はその成果である。私が彼らのようなオリジナルなアイデアを生み出すことはおそらくないだろう。ただ、彼らと語らうこと、その語らいを形にすることは、精神分析を豊かにするのではないかと思うのである。
　さて第Ⅳ部は「精神分析というできごととの語らい」と題した。夢見ること、非対称性、劇的瞬間といった分析実践の本質に存在するものについて触れた論考を集めた。この第Ⅳ部はある意味準備的な仕事であり、私が今後精神分析という営み、できごとにさらに深く触れるための基本的観点を準備する予告編の趣がある。ここに展開されている論は未熟で粗削りではあるが、予告編をいずれ本編に仕上げて皆様にお目にかけられればよいと思っている。（まえがきより抜粋）
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   <title>【新版】子どもの治療相談面接</title>
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   <published>2011-11-11T04:43:41Z</published>
   <updated>2011-11-11T04:55:14Z</updated>
   
   <summary>【新版】子どもの治療相談面接|こどものちりょうそうだん</summary>
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      目次●
第１部
序
症例I イーロ　９歳９カ月
症例II ロビン　６歳
症例III イライザ　７歳半
症例IV ボブ　９歳
症例V ロバート　９歳
症例VI ローズマリー　10歳
症例VII アルフレッド　10歳
第２部
序
症例VIII チャールズ　９歳
症例IX アシュトン　12歳
症例X アルバート　７歳９カ月
症例XI ヘスタ　16歳
症例XII ミルトン　８歳
第３部
序
症例XIII エイダ　８歳
症例XIV セシル　初診時生後21カ月
症例XV マーク　12歳
症例XVI ピーター　13歳
症例XVII ルース　８歳
症例XVIII Ⅹ夫人　30歳（アンナ〈６歳〉の母親）
症例XIX リリー　６歳
症例XX ジェイソン　８歳９カ月
症例XXI ジョージ　13歳
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橋本雅雄（はしもと　まさお）
1942年　栃木県に生まれる
1968年　慶応義塾大学医学部卒業，医学博士
現　在　くじらホスピタル

大矢泰士（おおや　やすし）
1963年生まれ
東京大学文学部，教育学部教育心理学科卒業
東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得
専　攻　臨床心理学，精神分析学
現　職　東京国際大学大学院臨床心理学研究科准教授
      本書は，Donald W. Winnicott : Therapeutic Consultations in Child Psychia­try. The Hogarth Press 1971の全訳である。原書は，21例の治療相談の記録が収録されている症例集で，３部から構成されている。第１部には，ほぼ正常といえるものから神経症範囲の症例，第２部には，神経症，スキゾイド・パーソナリティと精神病例，第３部には，反社会的傾向，特に盗みの症例が集められている。
本書はそれぞれの症例の治療の全経過が具体的に記述されているので，ウィニコットの教育分析を受けたガントリップGuntrip, H.をして「治療においてフロイトを越えた」と言わしめた，ウィニコットの卓越した治療技法と臨床感覚の一端を垣間見ることができる。
本書で紹介されている，治療相談（あるいは，治療相談面接）Therapeutic Consultationは，主に１回の面接で行なわれている。これは，この治療相談面接が初回面接を十分に利用すること，つまり，子どもと初めて出会い，まだ治療者が子どもの「主観的対象」である間にコミュニケートするためというばかりでなく，ロンドンのウィニコットのところにはイギリス各地から多数の患者が紹介されて来るので，１回の面接で「やるべき作業をやってしまう」ような治療技法を開発することが要請されたためであろう。
また，ほとんどの症例においてスクィグル・ゲームsquiggle gameが用いられている。
さらに，スクィグル・ゲームは，子どもと治療者ウィニコットとの遊ぶことの体験を共有する手段として重要である。ウィニコットは『遊ぶことと現実』のなかで，「遊びにおいて，遊ぶことにおいてのみ，個人は，子どもでも大人でも，創造的になることができ，その全人格を使うことができるのである。そして，個人は創造的である場合のみ，自己を発見できるのである」と述べているが，その具体的実践の一つが，治療相談面接の中で行なわれるスクィグル・ゲームなのである。その遊ぶことの過程で出現する重要な契機が，子どもがそれまで気がつかなかった自分を発見して，仰天する体験である。これは，深い感動を伴った知的発見や洞察体験である，アルキメデスの「ユリイカ体験」や，いわゆる「アハ体験」Aha experience，また，M. Balintのflash techniqueで得られる体験と類似している。
ウィニコットは，「書かれた楽譜から優れた音楽家の演奏を聞く満足はごく僅かしか得られないかもしれない」と，第１部の序で述べているが，この症例記述は，十分の臨場感を抱けるまでに，名演奏を生き生きと再現してくれている。各症例のセッションは「起承転結」とも「序破急」とも楽節の展開とも例えられるような進展を見せ，読む者は感嘆し，魅了させられてしまうであろう。訳者としては本訳書を通して，ウィニコットの名演奏を「楽しんで」いただけたら，と願うばかりである。（訳者あとがきより抜粋）
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   <title>産後メンタルヘルス援助の考え方と実践</title>
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   <published>2011-11-11T04:30:24Z</published>
   <updated>2011-11-11T04:42:14Z</updated>
   
   <summary>産後メンタルヘルス援助の考え方と実践|さんごめんたるへるすえんじょのかんがえかたとじっせん</summary>
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      目次●
第１章…援助が必要なのはどのような人か
Ⅰ　さまざまな視点
Ⅱ　さまざまなフィールド
第２章…スクリーニングとモチベーション
Ⅰ　なぜスクリーニングが必要か：相談への経路
Ⅱ　複眼的なアセスメント
Ⅲ　産後のメンタルヘルス・スクリーニングの特殊性：生活機能・育児機能に焦点を当てる
Ⅳ　母親の問題の一過性の先鋭化とスクリーニング閾値
Ⅴ　産後のうつ病は，当事者にはどのように感じられるか：英国の例
Ⅵ　スクリーニングにおける質問紙という方法
Ⅶ　母親たちの記入はおおむね実態と合致する
Ⅷ　エジンバラ産後うつ病質問票の特徴
Ⅸ　質問紙の副作用や盲点：スクリーニングの原則を理解する
Ⅹ　質問紙の後の面接の意味
XI　動機づけ理論
XII　本人の理解と専門家の理解の統合
XIII　原因とリスク：唯一の原因か多くのリスクの中のひとつか
XIV　まとめ
第３章…産後に見られるさまざまな病状
Ⅰ　メンタルヘルスの評価について
Ⅱ　産褥精神病，産後うつ病を中心とした有病率
Ⅲ　個々の精神病理
　　マタニティブルー／産褥精神病／産後うつ病／うつ状態／精神病エピソード／不安障害／摂食障害／アルコール乱用／パーソナリティ障害／発達障害
Ⅳ　ライフサイクルの中のコモビディティの実態
Ⅴ　症　例
Ⅵ　まとめ
第４章…産後の精神的不調に関連する因子
Ⅰ　妊娠をめぐる問題，妊娠中，分娩の異常
Ⅱ　母乳の問題
Ⅲ　子どもの問題
Ⅳ　言語・文化の問題
Ⅴ　仕事・経済の問題
Ⅵ　母親の疾患，母親のその他の問題
Ⅶ　ドメスティック・バイオレンス（DV），虐待，夫（父親）の疾患，夫のその他の問題
Ⅷ　離婚・夫婦関係悪化・母子家庭
Ⅸ　その他の家族問題
Ⅹ　近親者の死
XI　育児援助の少なさ
XII　最近の転入
XIII　その他の因子
XIV　まとめ
第５章…エジンバラ産後うつ病質問票（EPDS）を用いた産後メンタルヘルス援助の実践
Ⅰ　さまざまなセッティングにおけるEPDSの使い方
Ⅱ　EPDSを見ながらの面接
Ⅲ　EPDSを共通ツールとしたシステム
Ⅳ　海外での産後メンタルヘルス援助：エビデンスの集積と実践
第６章…多職種による連携，当事者との連携
Ⅰ　多職種連携とは
Ⅱ　職種間の違い・背後にある考え方の違い
Ⅲ　精神医学モデル
Ⅳ　臨床心理学モデル
Ⅴ　虐待防止モデル
Ⅵ　母子保健モデル
Ⅶ　当事者のモデル
Ⅷ　まとめ
終　章…出産によって，得たことと失ったこと
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西園マーハ 文（にしぞの・まーは・あや）
九州大学医学部，慶應義塾大学医学部医学研究科博士課程卒。
1986年，1992年英国エジンバラ大学留学。
1998年より東京都精神医学総合研究所勤務。
2008-2009年英国King&apos;s College London, Institute of Psychiatry 客員研究員。
現在，（財）東京都医学総合研究所　心の健康づくりプロジェクト副参事研究員。慶應義塾大学医学部客員准教授。
著書（単著）に『摂食障害サポートガイドブック』（女子栄養大学出版部，2002），『生活しながら治す摂食障害』（女子栄養大学出版部, 2004），『摂食障害 心と身体のケア アドバイスブック．シリーズ・ともに歩むケア２』（精神看護出版, 2005），『摂食障害のセルフヘルプ援助―患者の力を生かすアプローチ』（医学書院, 2010）。
編著書に『摂食障害の治療．専門医のための精神科臨床リュミエール第Ⅲ期28巻』（中山書店, 2010）ほか
      本書は，東京都内の保健センターで，保健師さん，臨床心理士さん方とともに筆者が10年来実施している産後のメンタルヘルス相談での経験を基にしたものである。産後のメンタルヘルス領域の優れた参考書はすでに世に多数あり，筆者が付け加えられることはわずかしかない。そのわずかというのは，これまでの参考書は，産科病棟，新生児ICU，産科精神科協働チームなど病院がフィールドであるのに対し，本書は病院外の地域の保健センターでの活動による知見ということである。
病院の受診者は，治療を受けることにある程度は覚悟ができているが，地域では，自分にメンタルヘルスの援助が必要だとはまったく思っていない人に治療を勧める場面も多々ある。虐待防止の分野でも，援助の必要性の自覚がない人にどのように接点をもつかは大きな課題だが，メンタルヘルスという切り口から見た場合も同じ問題がある。精神医学の分野では，早期発見・早期「介入」がトピックであるが，まだこの領域は発展途上である。「遅いより早い方がよい」という一般的な哲学が，本当にどのような病状にも当てはまるのか，本人が置かれている状況によって介入の方法論は異なるべきでないのか，本人が最初の段階で拒否したら次のチャンスはいつかなど産後メンタルヘルスの領域は，早期発見・早期介入の議論に重要な題材を提供すると思われる。このような意味で，本書は，産後のメンタルヘルスをテーマとしているが，副旋律として，地域におけるメンタルヘルス問題の発見と援助という，より一般的テーマも扱っている。
産後のメンタルヘルスの領域は，ストレス論やコーピング論からも大変重要である。子育てという，１日も休めない仕事がある中でのコーピングのあり方をよく見ると，個人とストレスとの関係がよくわかる。産後の女性の生活は，子どもを背負ってハードルを飛ぶような日々である。一般的に言えば，もともとごく低いハードルを飛ぶのにも難儀していた人は，子どもを背負えばますます飛べなくなる傾向がある。しかし，日頃は高いハードルを飛んでいた人でも，背負っている子の重さによっては，飛べなくなる。そして，このことにひどく傷つく人もいれば，子どもがいる生活というのはこんなものだろうと受け止められる人もいる。
どのようなストレスもそうであるが，ストレスに対応するうちに力がついた，ということはしばしば観察されることである。子どもを背負って飛んでいるうちに，子どもを背負わなくてもよくなったとき，以前より高いハードルを楽々飛べるようになることも多い。子どもの重さで倒れてしまうか，何とかハードルを飛べて，将来への力をつけるかの差は，紙一重である。たとえハードルの前で立ち止まる日があっても，飛んで自信をつける後者の道を行くためには，質のよい援助が，よいタイミングで，当事者にも納得いく形で届く必要があるだろう。本書が，その方法を当事者とともに考える一助になれば幸いである。
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   <title>関係精神分析入門</title>
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   <published>2011-11-11T04:19:15Z</published>
   <updated>2011-11-11T09:59:22Z</updated>
   
   <summary>関係精神分析入門|かんけいせいしんぶんせきにゅうもん</summary>
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      目次●
まえがきに代えて　　丸田 俊彦
第１部　関係精神分析とは何か
第1章　関係精神分析の展望
第2章　関係性精神分析の成り立ちとその基本概念について
第3章　関係精神分析の感性の起源──対象概念の復権という視点から
第２部　関係精神分析成立に貢献した人々
第4章　ミッチェルの功績
第5章　グリーンバーグの功績──ラジカルな中道派
第6章　ギルの功績
第7章　コフート，ストロロウの功績
第8章　サリヴァンの功績
第３部　関係精神分析のさまざまな論理的基盤
第9章　関係精神分析と自己心理学
第10章　システム理論との違い
第11章　関係精神分析と乳児研究──ボストン・グループ他
第12章　関係精神分析と生物学的な研究
第13章　関係精神分析と複雑系の理論
第14章　ホフマンの業績と構築主義的精神分析
第４部　関係精神分析の治療と技法
第15章　ミッチェルの治療論
第16章　関係精神分析の治療技法
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岡野憲一郎（おかの　けんいちろう）
1982年 東京大学医学部卒業，医学博士
国際医療福祉大学教授

吾妻　壮（あがつま　そう）
1998年 大阪大学医学部卒業
大阪大学大学院医学研究系研究科精神医学教室

富樫公一（とがし　こういち）
1995年 愛知教育大学大学院教育学研究科　修士課程修了
広島国際大学大学院准教授，TRISP自己心理学研究所精神分析家，栄橋心理相談室精神分析家

横井公一（よこい　こういち）
1982年　金沢大学医学部卒業
関西福祉科学大学大学院社会福祉学研究科教授
      　精神分析の基本原則に徹することで生じるさまざまな矛盾，中立性や匿名性が内包する諸問題，患者の側に立った視点の欠如，無意識の不可知性等の問題や視点は，関係精神分析の機関誌とも言える『精神分析的対話』を紐解けば，異なる論者により繰り返し取り上げられていることがわかる。彼らが異口同音に指摘するのは伝統的な精神分析理論の限界や問題点であるが，それらは患者主権の治療を目指すというヒューマニズムに一貫して裏打ちされているように感じられる。彼らの議論はいかに過激で偶像破壊的であっても，精神分析を侵害するのではなく，逆にそれに活力を与え，新しい精神分析を構築するというエネルギーに満ちているのである。
　関係精神分析において頻繁にテーマとして取り上げられ，先駆者ミッチェルが強く主張した治療者と患者の二方向性，ないし二者性という概念は数多くの論者に共有されているように見受けられる。これらの概念は，治療者と患者の主観的体験は常に相互的に影響を及ぼし，決して互いが孤立した心としては存在しないという視点を強調するが，この論点を突き詰めれば，患者（ないしは同様に治療者）の内的体験にはことごとく関係性が反映されていることになりかねない。
　たとえば治療者が患者とのセッション中に眠気を感じたとする。二者心理学的にはそこには患者との関係性が常に影響していることになるだろう。しかしこの議論を推し進めることは，「何もかも関係性」というあまり生産的とはいえない議論へと陥りかねない。たとえば「眠気は結局は患者の側から投げ込まれたものであり，投影性同一化の産物である」という議論の極端さに通じてしまう危険性がある。しかし立場によってはその治療者の眠気を，もっぱら彼個人の生活上の不摂生や服用中の抗アレルギー薬の副作用ととらえる臨床家がいてもおかしくない。関係精神分析をどこまで念頭に置き，どこまで用いるかは，個々の臨床状況で常に問われ続けなければならない問題である。
　関係精神分析の提示する視点は，ある意味では極めて常識的であり，かつ心の働きのリアリティを反映したものであるが，同時にかなり洗練され，それを維持するために常に知的な労力を必要とする性質のものでもある。そしてその視点は，臨床家が患者を前にして感情の波に呑み込まれたり，自己愛の満足を体験したりする際に一番見失う性質のものでもあるという点は，実は関係理論を学ぶ上で明確に理解しておくべきものと考える。
　結局関係精神分析とは，個々の臨床家がそれぞれの仕方で出会い，必要に応じて吸収し，心の臨床の中で深めていくものであるということだ。今後わが国においてこの一連の理論が多くの臨床家に広く知られるようになり，それぞれの仕方で役立つものとなることを望む。（第1章より抜粋）
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   <title>母子臨床の精神力動</title>
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   <published>2011-11-11T04:05:10Z</published>
   <updated>2011-11-11T04:17:04Z</updated>
   
   <summary>母子臨床の精神力動|ぼしりんしょうのせいしんりきどう</summary>
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      目次●
1章 顔と表情──乳児の鏡としての母親の顔（K・ライト）
2章 子どもの発達における母親と家族の鏡役割（D・ウィニコット）
3章 2 カ月児との会話（C・トレヴァーセン）
4章 乳児の情緒と情緒のコミュニケーション（E・Z・トロニック）
5章 かいじゅうたちのいるところ（J・ラファエル‐レフ）
6章 早期対象関係における皮膚の体験（E・ビック）
7章 思考作用についての理論（W・ビオン）
8章 赤ちゃん部屋のおばけ──傷ついた乳幼児‐母親関係の問題への精神分析的アプローチ（S・フライバーグ他）
9章 乳幼児期における心理療法的介入──頑固な泣き叫びを主訴とする対照的なふたつの症例（J・ホプキンス）
10章 乳幼児の睡眠に関する問題（D・ドーズ）
11章 夜の中へ──子どもの夢の本（E・H・スピッツ）
12章 無意識によるコミュニケーション（E・バリント）
13章 デッドマザー・コンプレックス（A・グリーン）
14章 喜びと苦悩──胎児検査への反応（G・ホイットニー）
15章 先天奇形を伴う乳児の子育て──自尊心の調整（D・ミンツァー他）
16章 アマンダ──乳房としての母親を見出した哺乳瓶で養育された乳児の観察と考察（F・グリアー）
17章 カニバリズムと救いとなるもの──いつも乳房が一番よいのか（J・ラファエル‐レフ）
18章 精神分析的洞察と関係性（I・ザルツバーガー‐ウィッテンバーグ）
19章 赤ん坊の言葉を理解すること（J・ホーソン）
20章 子どもの行動が母親の精神衛生に及ぼす影響（L・マリー）
21章 周産期における双子の一方の喪失のマネージメント（E・ルイス他）
22章 死産や新生児の死後の妊娠──心理的リスクとそのマネージメント（S・ボーン他）
23章 乳幼児期の授乳や食事に関する障害（S・アクアローネ）
　
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木部　則雄（きべ　のりお）
1983年　京都府立医科大学卒業
同　年　聖路加国際病院小児科
1986年　帝京大学医学部付属病院精神神経科
1991年　タヴィストック・クリニック児童家族部門に留学
現　職　白百合女子大学 文学部 児童文化学科 発達心理学専攻教授
著訳書　こどもの精神分析（岩崎学術出版社），クラインとビオンの臨床講義，入門メルツァーの精
神分析論考（共訳　岩崎学術出版社），クリニカル・クライン（共訳　誠信書房），こどもの
こころのアセスメント（監訳　岩崎学術出版社），自閉症の精神病理への展開（監訳　明石
書店）
      　本書は英国で子育て支援の専門家となる人のためのセミナーのテキストである「PARENT-INFANT PSYCHODYNAMICS」の全訳である。本書は母子関係を理解するために必須な精神分析，発達心理学の諸論文から構成されている。本書のタイトルは「母子臨床の精神力動」としたが，母子臨床には，母子だけでなく父親，周囲の人々との関与の意味を込めている。本書の編者であるJoan Raphael-Leff は，女性性，妊婦から母親になる心理的過程，および母親と胎児，新生児との心理的な相互関係に関する研究，臨床における世界的な第一人者である。
　我が国の子育て支援は，主にソーシャルサポートを中心としたものであり，精神分析，発達心理学的視点からの直接的な実践アプローチへの示唆はほとんど為されていない。しかし，日常の子育て支援の相談に深刻な母子関係の問題，虐待などが潜み，より専門的な施設や医療機関への相談，受診に至る症例もしばしば見受けられる。こうした深刻なケースにおいて必要とされるのは，精神分析や発達心理学的知識に裏付けられた直接的実践アプローチによるサポートである。このような視点からすれば，本書は日本より深刻な現状に苛まれている英国の母子臨床のテキストであり，その実践に必須な豊かな知見に溢れた論文集である。
　本書はRaphael-Leff によって4 部に分類され，Ken Wright による「第1章 顔と表情──乳児の鏡としての母親の顔」，序章および各部の扉において，本書の大枠についての説明が為されている。しかし，私はここで本書の新たな読み方をひとつ提示したいと思う。
　まず，健康な母子関係というのはどのようなものであるのかについて詳細に知って欲しい。そのためにはFrancis Grier による乳幼児観察の総括である「第16章 アマンダ――乳房としての母親を見出した哺乳瓶で養育された乳児の観察と考察」と，Joan Raphael-Leff によるその論文へのコメント「第17章 カニバリズムと救いとなるもの──いつも乳房が一番よいのか（アマンダに関する考察）」を読むことをお勧めしたい。それによって，健康な母子関係にも必ず潜む関係性の精神病理の詳細を理解することができるはずである。つまり，完璧な乳児，母親，そして母子関係は存在することはなく，理想に過ぎないということである。
　次に，母子間の空想的なやりとり，世代間伝達などの早期母子関係の障害についての論文へと読み進める。Joan Raphael-Leff による「第5 章 かいじゅうたちのいるところ」は，胎生期の母子のやりとりの場である胎盤を中心に考察したものである。次に，乳幼児精神医学の金字塔としてのSelma Fraiberg 他による臨床実践の論文である第8 章 赤ちゃん部屋のおばけ──傷ついた乳幼児‐母親関係の問題への精神分析的アプローチ」は必読の論文である。そして，André Green の「第13章 デッドマザー・コンプレックス」は乳幼児期の母子の病的なやりとりに関して記載されている。Enid Balint による「第12章 無意識によるコミュニケーション」は一世代を超えた世代間伝達であり，興味深い。
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   <title>統合的観点から見た認知療法の実践</title>
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   <id>tag:www.iwasaki-ap.co.jp,2011://1.559</id>
   
   <published>2011-09-29T10:02:09Z</published>
   <updated>2011-09-29T12:51:39Z</updated>
   
   <summary>統合的観点から見た認知療法の実践|とうごうてきかんてんからみたにんちりょうほうのじっせん</summary>
   <author>
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   </author>
         <category term="030心理療法・カウンセリング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="040行動療法・認知療法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>目次●</strong>	
　序　　文
　はじめに
第1章　認知療法の考え方―成立と理論
　1．認知療法以前
　2．認知療法の成立
　3．認知療法の概念―理論，技法，方法
　4．認知療法の考え方
第2 章　セッションの進め方―認知療法セッションを構造化する
　1．認知療法セッションの目標
　2．セッション展開における構造化
　3．セッション内の構造化
第3 章　認知アセスメント
　1．認知療法の聞き方―ソクラテス式質問法
　2．自動思考，信念，スキーマのとらえ方
　3．認知モデルによる概念化
第4 章　認知療法の介入技法
　1．認知的技法
　2．行動的技法　　　　　　
　3．感情的（体験的）技法
第5 章　認知療法における治療関係
　1．一般的な心理療法における治療関係
　2．認知療法における治療関係
第6 章　認知療法を実践的に使う―症例を通して
　1．うつ病
　2．パニック障害（空間恐怖）
　3．強迫性障害
　4．パーソナリティー障害
　5．その他の精神疾患
第7 章　心理療法の中の認知療法―統合的方法としての認知療法
　1．従来の心理療法の概観
　2．現代の心理療法
　3．統合・折衷的観点の心理療法
　4．統合的方法としての認知療法
おわりに
参考文献
付　録　認知療法の学び方
あとがき
人名索引
事項索引
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<strong>東　斉彰（あずま　なりあき）</strong>
1987年　関西学院大学大学院文学研究科博士前期課程修了
1988年　大阪心理療法センター所長
1989年　九州大学医学部付属病院心療内科技官
現　職　 財団法人住友病院臨床心理科主任，大阪大学大学院／龍谷大学大学院／追手門学院大学大学院／大阪経済大学大学院／関西福祉科学大学大学院非常勤講師，同志社大学・実証にもとづく心理トリートメント研究開発・普及促進センター嘱託研究員（アドバイザー），日本産業カウンセラー協会／関西カウンセリングセンター講師およびスーパーバイザー
著　書　 『 パーソナリティ障害の認知療法』（岩崎学術出版社，2011年，共著），『カウンセリングの成功と失敗』（創元社，1991年，分担執筆），『認知療法ケースブック』（星和書店，2003年，分担執筆），『発達臨床心理学ハンドブック』（ナカニシヤ出版，2005年，分担執筆），『これからの心理臨床』（ナカニシヤ出版，2007年，分担執筆），
訳　書　『 行動療法の展開』（二瓶社，1999 年，共訳），『うつを克服する10のステップ　セラピスト・マニュアル／ユーザー・マニュアル』（金剛出版，2010年，
監訳）]]>
      第1章では，現在の認知療法が成立するまでの経緯を追う。認知療法以前の心理療法の発展から，認知療法の考え方が生まれ，洗練されていくまでの経過を概観する。そして認知療法の理論，技法，方法について説明し，その概念をまとめておく。また，認知療法の考え方の基礎をなす3つの視点，すなわち認知論的視点，力動論的視点，行動論的視点を紹介し，どのような認識論から認知療法が成立し，発展してきたのかを明確にしておきたい。
　第2章からは実際の認知療法の方法について述べていく。まず第2章では，認知療法の特徴の一つである治療の構造化について，目標設定やアセスメント，治療介入といったセッションの展開の仕方，および心理教育やアジェンダ設定，ホームワークなどのセッション内での進め方について説明する。第3章ではアセスメントの方法を聴き方（ソクラテス式質問法），認知，思考（自動思考，媒介信念，中核信念，スキーマ）のとらえ方，認知概念化の順に提示する。第4章では，認知療法で適用される技法として，認知的技法，行動的技法，感情的（体験的）技法に大別し，それぞれ詳述する。従来の認知療法のテキストでは認知的技法と行動的技法のみが取り上げられることがほとんどであるが，本書ではそれに加えて感情的（体験的）技法を併せて述べ，技法の幅を広げて統合的な見地からまとめてみたい。第5章は，認知療法には非特異的要因である治療関係について取り上げる。まず，一般的な心理療法において治療関係はどのように用いられるのかについて概観し，次いで認知療法に特異的な治療関係を考察する。この章は，前述のように他の認知療法テキストにはほとんど取り上げられない内容で，本書の特徴であり中心的なトピックであるので熟読してほしい。第6章は実際の認知療法の実践例として症例をあげた。認知療法が最も効果を表すとされるうつ病の症例を筆頭に，パニック障害，強迫性障害と進め，治療が難しいとされるパーソナリティー障害まで取り上げる。第7章では，第6章までの認知療法の紹介を受けて，従来の心理療法の中で認知療法がどのような位置を占めるのかを論じる。精神分析療法以降の様々な心理療法の簡単な紹介をして，それらが時代とともに統合的，折衷的にまとめられてきたことを踏まえて，認知療法が優れて統合的な治療法であることを示したい。
　また巻末に，認知療法の学び方を付録としてあげた。書籍による学習やスーパービジョンを通して，より有効な認知療法の学習法を示しておいた。読者の今後の学習の参考としてほしい。
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   <title>改訂第２版 パーソナリティ障害の認知療法 全訳版</title>
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   <published>2011-08-29T05:19:35Z</published>
   <updated>2011-08-29T05:57:33Z</updated>
   
   <summary>改訂第２版 パーソナリティ障害の認知療法 全訳版|かいていにはんぱーそなりてぃしょうがいのにんちりょうほう</summary>
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         <category term="040行動療法・認知療法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.iwasaki-ap.co.jp/">
      <![CDATA[<strong>目次●</strong>
第Ⅰ部　歴史，理論，研究　　
　第１章　パーソナリティ障害の認知療法：概観
　第２章　パーソナリティ障害の理論
　第３章　パーソナリティ障害のアセスメント
　第４章　一般原則と特殊な技法
　第５章　パーソナリティ障害の認知療法における治療関係
第Ⅱ部　臨床応用
　第６章　妄想性パーソナリティ障害
　第７章　統合失調質パーソナリティ障害と統合失調型パーソナリティ障害　　
　第８章　反社会性パーソナリティ障害
　第９章　境界性パーソナリティ障害
　第10章　演技性パーソナリティ障害
　第11章　自己愛性パーソナリティ障害
　第12章　依存性パーソナリティ障害
　第13章　回避性パーソナリティ障害
　第14章　強迫性パーソナリティ障害
　第15章　受動攻撃性パーソナリティ障害（拒絶性パーソナリティ障害）
　第16章　将来の統合と展望
　
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<strong>Aaron T. Beck, MD</strong>
　ペンシルべニア大学精神医学教授であり，ベック認知療法研究所の所長である。500以上の論文を著し，専門的な科学団体から数多くの栄誉を受けている。その中には「アメリカのノーベル賞」といわれているラスカー臨床医学研究賞も含まれている。Beck博士は長くパーソナリティ障害に取り組んできており，境界性パーソナリティ障害の認知療法に関する２つの研究にかかわっている。
<strong>Arthur Freeman, EdD, ABPP, ACT</strong>
　イリノイ州ユニバーシィティパークにあるガバナーズ州立大学の客員教授であり，フィラデルフィアのオステオパシー医科大学の臨床教授である。行動療法促進協会と国際認知療法学会の会長を務めている。認知療法アカデミーの名誉創設特別会員であり，臨床心理学，行動心理学，家族心理学の領域で，アメリカ専門心理委員会から認定資格を取得している。Freeman博士は，夫婦療法と家族療法，うつと不安，パーソナリティ障害の認知行動療法に関心をもって，研究と臨床を行っている。]]>
      <![CDATA[<strong>「監訳者あとがき」</strong>より●
認知療法は治療技法の集合体ではなく，a system of psychotherapyである。数ある心理学的治療にあって，精神療法の名に値するためには，いくつかの基準を満たす必要がある。列挙すると，(1) パーソナリティと精神病理に関する理論が存在すること，(2) 理論を裏付ける研究成果が存在すること，(3) 理論との整合性をもった治療技法の選択がなされること，(4) 治療効果が科学的に実証されること，である。
基準の第1である理論について本書では，パーソナリティとその病理がスキーマという観点から論じられる。スキーマは，認知と情動と動因という諸過程が依拠する基本構造であり，パーソナリティの基本単位とされる。スキーマには，認知的スキーマだけでなく，情動的スキーマ，動因的スキーマ，道具的スキーマや制御スキーマまでが区別される。しかも構造として横断的に定義されるスキーマが，縦断的な発達過程の中に位置づけられる。基準の第4にある効果研究の成果も，十分とは言えないまでも，着々と蓄積されていることが，本書の第1章に詳しい。
個々の患者に関する認知的概念化に基づいて，治療技法の選択がなされ，一定の効果が得られていく，決して短くはない過程は，それぞれのパーソナリティ障害への認知療法を論じた第Ⅱ部に詳しい。読者諸氏は受け持ち患者の臨床像と照合しながら，その治療に多少なりとも資する「何か」を求めて，繰り返し本書を参照されることだろう。本訳書の主題はパーソナリティ障害である。しかし，限られた患者の治療だけでなく，さらに多くの患者に対する認知療法にも応用できるヒントが発見できるかもしれない。たとえば，スキーマである。パーソナリティの基本構造である以上，スキーマはどのような患者にも認められるはずである。地表につねに露呈した鉱脈のようなスキーマではなく，病期に限って顕在化するスキーマを推測することは，うつ病性障害や不安障害の治療でも重要である。パーソナリティ障害における純度の高いスキーマを希釈するとき，パーソナリティ障害のスキーマと定性的には区別できないスキーマを，いわゆる第Ⅰ軸の障害にも見出すことになるだろう。Aaron T. Beckの著作は枚挙にいとまがないが，監訳者の知る限り，""Cognitive Therapy of Personality Disorders""だけが改訂第2版を公にしている。初版以来およそ15年，パーソナリティ障害に対する認知療法が，固定された完了形ではなく，なおも途上にあり続け，今後さらに進展しうる可能態であることを実感できるだろう。監訳に関わったひとりとして，そうであることを期待したい。]]>
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