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脳科学と心の臨床 (単行本)

心理療法家・カウンセラーのために

脳科学と心の臨床

臨床家による臨床家のための脳科学入門

著者 岡野 憲一郎
ジャンル 精神医学・精神医療
心理療法・カウンセリング
出版年月日 2006/11/11
ISBN 9784753306138
判型・ページ数 A5・184ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
フォーマット 価格
単行本 2,500円+税
電子書籍 2,000円+税
 

目次

■目次 
序文 
第1章 ハードウェアとしての脳 
第2章 心と脳の歴史 
第3章 脳という小宇宙 
第4章 左脳は屁理屈,右脳はあまのじゃく 
第5章 前頭葉という「心の宿」 
第6章 闘争,逃避を支える扁桃核,青斑核 
第7章 記憶を支える脳のメカニズム 
第8章 海馬─「頭の記憶」の製造工場 
第9章 扁桃核や小脳─「身体の記憶」の生産工場 
第10章 うつ病を脳の病気としてとらえる 
文献
最後に
人名索引
事項索引
--------------------------------------
【電子書籍版もございます】

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内容説明

■あとがきより  私が本書で最も訴えたいのは,心の臨床家は,患者さんへの共感能力を高めるために,ぜひとも患者さんの脳について知っておかなくてはならないということです。私たち人間の心は,脳という物質的基盤を持っています。それはさまざまに私たちの心を規制し,枠にはめようとします。そして場合によっては脳のほんの少しの変化や病変に翻弄され,それが精神科的な問題となって現れます。しかも不幸なことにたいていの場合,私たちは自分や患者さんたちの脳で起きたことが何かを知るすべがありません。そこで私たちは患者さんの示す精神科的な疾患について,さまざまな心理的な意味づけをしようとしますが,それは多くの場合,たくさんの誤解を生み出します。そしてもし患者さんを治療する立場にある心理療法家も患者さんの脳について無知であるとしたら,それらの誤解を助長することにもなりかねません。それは私たちがぜひとも避けたいことです。  本書は脳を扱っていても,その内容はあくまでも私たちが人の心を理解するためのものであるということをこの序文で強調しておきます。そして本書が心理療法家の皆さんが患者さんの心の世界の理解を深めるための一助となることを願っています。

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著者情報

岡野 憲一郎

1982年東京大学医学部卒業,医学博士。1982~85年東京大学精神科病棟および外来部門にて研修。1986年パリ,ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修。1987年渡米,1989~93年オクラホマ大学精神科レジデント,メニンガー・クリニック精神科レジデント1994年 ショウニー郡精神衛生センター医長(トピーカ),カンザスシティー精神分析協会員。2004年4月に帰国,国際医療福祉大学教授を経て現職京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授,米国精神科専門認定医,国際精神分析協会,米国及び日本精神分析協会正会員,臨床心理士。 著訳書 恥と自己愛の精神分析,新しい精神分析理論,中立性と現実新しい精神分析理論2,解離性障害―多重人格の理解と治療,脳科学と心の臨床,治療的柔構造,新外傷性精神障害─トラウマ理論を越えて,続 解離性障害―脳と身体からみたメカニズムと治療,脳から見える心―臨床心理に生かす脳科学,恥と「自己愛トラウマ」,臨床場面での自己開示と倫理(以上岩崎学術出版社)

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