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精神療法家として生き残ること

精神分析的精神療法の実践

精神療法家として生き残ること

若い精神療法家や精神療法家を目指す人に

著者 N.コルタート
館 直彦 監訳
藤本 浩之
関 真粧美
ジャンル 心理療法・カウンセリング
精神分析
出版年月日 2007/02/25
ISBN 9784753307005
判型・ページ数 A5・184ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

目 次● 
1章 楽しみながら生き残る 精神療法家の苦難/他 
2章 精神分析VS精神療法? 精神分析と精神分析的精神療法の違い/他 
3章 うわべはささいなこと 臨床実践におけるささいなこと/他 
4章 パラドックス パラドックスを知ること/初心者のパラドックス/他 
5章 アセスメントの喜び 精神療法をすすめない時に/普通の紹介者たち/他 
6章 アセスメントの技巧 アセスメントの技巧/患者を紹介すること/他 
7章 事実は小説よりも…… 精神科開業医時代の驚き/ある奇妙な患者との長いつきあい/他
8章 余暇と生活 座りっぱなしの仕事/旅/他

●原題:How to Survive as a Psychotherapist. 1993.

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内容説明

訳者解題より●  本書は,1993年に英国のSheldon Pressより発表された,「How to Survive as a Psychotherapist」の全訳である。著者ニナ・コルタート Nina Coltart は,英国独立学派の教育分析家だった女性で,本書を含め生涯に3冊の著作を出版した。その中で,本作のみが書下ろしであり ,他の2冊は論文集となっている(Coltart 1992, 1993,1996)。本書は,コルタートの精神分析や精神分析的精神療法 での活動に目をとめた出版社の編集者から勧められて書いた入門書である。お読みいただければ分かることだが,コルターと自身の研修時代から引退までの臨床実践を踏まえた骨太な記述になっている。彼女自身,この機会を特別なものと感じたようであった。  本書の特徴をあげるなら,極めて明快な「エッセイ」調であることと,読者の心に「悩みを喚起する」ことだと言える。この2つの特徴は彼女自身と彼女の著作を理解する上でも鍵となる感覚といえるだろう。

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著者情報

N.コルタート

館 直彦 監訳

1981年大阪大学医学部卒業。1983年大阪府立公衆衛生研究所。1995年東京慈恵会医科大学講師。2002年聖徳大学人文学部教授。現職多摩川病院院長,天理大学人間学部臨床人間学研究科教授。著訳書 境界例――パーソナリティの病理と治療(共編)精神分析的探究1―精神と身体(共訳)臨床家のための精神分析入門(監訳)現代対象関係論の展開,対象の影―対象関係論の最前線(監訳)ウィニコットを学ぶ―対話することと創造すること(以上 岩崎学術出版社)治療の行き詰まりと解釈(共訳)人間の本性(訳)ウィニコット用語辞典(監訳)(以上 誠信書房)

藤本 浩之

1993年千葉大学医学部卒業。1995~2003年東京慈恵会医科大学精神医学講座助手。現職、光洋クリニック・八重洲院長、日本精神分析学会認定精神分析的精神療法医。専攻は精神分析的精神医学・精神療法

関 真粧美

早稲田大学博士課程中退。北山研究所(=南青山心理相談室)で精神分析的心理療法を行う。日本精神分析学会認定心理療法士、臨床心理士

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