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カウンセリングと心理療法

実践のための新しい概念

カウンセリングと心理療法

ロジャーズ主要著作集・1

著者 C.R.ロジャーズ
末武 康弘
保坂 亨
諸富 祥彦
ジャンル 心理療法・カウンセリング
出版年月日 2005/03/18
ISBN 9784753305032
判型・ページ数 A5・416ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

目次●
 
序文 
第一部概説
 一章カウンセリングの場
 二章カウンセリングと心理療法における新旧の見解 
第二部カウンセラーが直面する初期の問題
 三章カウンセリングはどのようなとき必要となるか?
 四章カウンセリング関係の創出
 五章指示的アプローチと非指示的アプローチ 
第三部カウンセリングの過程
 六章感情の解放
 七章自己洞察の成就
 八章終結の段階
 九章実践上の諸問題 
第四部ハーバート・ブライアンのケース
付録
訳者あとがき

●カールR.ロジャーズの初期の代表作,Counseling and Psychotherapy : Newer Concepts in Practice (1942)の全訳。

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内容説明

訳者あとがきより●  本書『カウンセリングと心理療法―実践のための新しい概念―』は,心理臨床の世界に多大な足跡を残したカール・ランサム・ロジャーズ(Rogers, Carl Ransom ; 1902~1987)の初期の代表作,Counseling and Psychotherapy : Newer Concepts in Practice. (Houghton Mifflin Company, 1942)の全訳である。  ロジャーズは決して,カウンセリングや心理療法の創始者というわけではない。彼の登場は,アメリカにおける職業指導や精神測定といったガイダンスの活動を源流とするカウンセリング心理学の萌芽からは四十年近い時が,またヨーロッパでのジグムント・フロイトの手になる精神分析の誕生からはすでに半世紀近い時が経った後のことであった。  しかしこの事実は,心理臨床の世界においてロジャーズが果たした役割の価値を少しもそこなうものではない。というのも,アメリカにおけるガイダンス(その後のカウンセリング)とヨーロッパにおける精神分析(あるいはそれを中心とした心理療法)というそれぞれ独自に生まれた動向が大きなうねりとなって合流していく,まさにその地点にいあわせ,その創造的な合流のあり様を指し示したのがロジャーズであったと考えられるからである。  こうしたカウンセリングと心理療法の合流には,第一次世界大戦や大恐慌といった出来事をとおして,もともとアメリカのガイダンスには希薄であった人間の心に対する治癒的な働きかけが希求されるようになったことや,ヨーロッパにおけるナチズムの台頭とそれにともなう精神分析や心理療法のアメリカへの流入といった,大規模な社会的変化が背景にあったといえる。今となっては一見平凡な印象しか抱かせない,このロジャーズによる『カウンセリングと心理療法』というタイトルには,非常に深い意味が込められていたことに気づかされるのである。  周知のごとく,友田不二男氏を中心とした本書(『ロージァズ全集』)の訳出は,第二次大戦後の日本におけるカウンセリングや心理療法の展開を導いた,まさに先駆的な仕事であったと言わなければならない。しかし初訳からすでに半世紀以上が過ぎ,また全集の改訂版からも相当の年月が経った現在,新しい訳を待ち望み,新たにロジャーズを読み直してみたいという気持ちをもつのは訳者たちばかりではないであろう。  この『カウンセリングと心理療法』の新訳では,友田不二男氏らの訳の優れた点は各所でいかしつつ,しかし訳し直すべき点については思い切って新しい翻訳を行った。  なお本書は,本書とそれに続くロジャーズの代表的著作Client-Centered Therapy(1951)とOn Becoming a Person(1961)の3冊を,ロジャーズ主要著作集として翻訳・出版するという岩崎学術出版社の企画の第一弾として誕生したものである。 末武 康弘

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著者情報

C.R.ロジャーズ

末武 康弘

1959年長崎県に生まれる。1989年筑波大学大学院博士課程教育学研究科満期退学。1989年女子美術大学芸術学部専任講師,1991年より助教授。1992年明治学院大学文学部専任講師,1993年より助教授。1996年法政大学文学部助教授。2001年法政大学現代福祉学部助教授。2002年法政大学大学院人間社会研究科臨床心理学専攻助教授を兼務。現在法政大学現代福祉学部・大学院人間社会研究科教授。 主著 『ロジャーズ主要著作集1 カウンセリングと心理療法』(共訳,岩崎学術出版社)『改訂ロジャーズを読む』(共著,岩崎学術出版社)『産業カウンセリング事例に学ぶ(新版)』(共著,日本産業カウンセラー協会)『フォーカシングの原点と臨床的展開』(共著,岩崎学術出版社)『ジエンドリン哲学入門』(共編著,コスモス・ライブラリー)

保坂 亨

1956年東京都に生まれる。1983年東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻第1種博士課程中退。1983年東京大学学生相談所相談員。1989年千葉大学教育学部講師。1992年千葉大学教育学部助教授。現在千葉大学教育学部附属教員養成開発センター教授,博士(教育学) 主著 『学校を欠席する子どもたち』(東京大学出版会)『ロジャーズ主要著作集2 クライアント中心療法』(共訳,岩崎学術出版社)『改訂ロジャーズを読む』(共著,岩崎学術出版社)『“学校を休む”児童生徒の欠席と教員の休職』(学事出版)「いま、思春期を問い直す』(東京大学出版会)

諸富 祥彦

1963年福岡県に生まれる。1992年筑波大学大学院博士課程教育学研究科修了。1993年千葉大学教育学部講師。1995年千葉大学教育学部助教授。2004年明治大学文学部助教授。現在明治大学文学部教授,博士(教育学)。 主著 『カール・ロジャーズ入門』『フランクル心理学入門』(以上,コスモス・ライブラリー)『〈むなしさ〉の心理学』(講談社)『トランスパーソナル心理学入門』(講談社)『生きていくことの意味』(PHP研究所)『孤独であるためのレッスン』(日本放送出版協会)『臨床心理学全書第3巻』(分担執筆,誠信書房)『人生に意味はあるか』(講談社)『ロジャーズ主要著f乍集3 ロジャーズが語る自己実現の道』(共訳,岩崎学術出版社)『改訂ロジャーズを読む』(共著,岩1崎学術出版社)『自己成長の心理学』(コスモス・ライブラリー)他。

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