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精神分析的探究1

精神と身体

精神分析的探究1

ウィニコット著作集・6

著者 D.W.ウィニコット
館 直彦 監訳
ジャンル 精神分析
出版年月日 2001/02/26
ISBN 9784753301003
判型・ページ数 A5・328ページ
定価 6,050円(本体5,500円+税)
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

目次●
D.W.W.:追想―クレア ウィニコット

第1部 精神分析:理論と臨床
 早期の脱錯覚
 技法上のある要点
 分析状況における遊び
 臨床における混乱の多様性に関する断片
 冠動脈血栓症の病因における興奮
 幻覚と脱幻覚
 着想と定義
 叩かれる空想の心理的成り立ち
 心の中心にある虚無感
 過渡対象の行く末
 遊びについての覚書
 児童期の精神神経症
 親子関係理論についてのさらなる見解
 沈黙の利用に関する二つの覚書
 破綻恐怖
 精神分析下で退行に出会う際の設定の重要性について
 心身症
 他 
第2部 他の分析家への論評,書評 
第3部 他の治療法に対する論評,手紙,書評
補遺:D.W.W.によるD.W.W.
索引

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著者情報

D.W.ウィニコット

ウィニコットは医者としての経歴を小児科医として始め,小児科学の身体的側面に関心をもち続けながら,それ以上に児童心理学の研究に打ち込みました。人間の発達の理解に対する彼の貢献は,母親や赤ちゃんや幼児についての広範囲な臨床的仕事に基づいたもので,国際的に知られ評価されています。ウィニコットはゲンブリッジのジーザスカレッジで医学を学び,戦後のロンドンのセント・バーソロミュー病院で働きました。セント・バーソロミュー病院での研修医時代を除いては,彼の病院勤務はすべて子ども病院でした。ウィニコットは40年以上児童精神医学や精神分析を実践し研究し,そして英国精神分析学会の会長に選出されました。彼は精神分析や医学の雑誌に多くの論文を寄稿し,またこの分野のさまざまなグループ,つまり教師,助産婦,両親,ソーシャルワーカー,治安判事,医師,そしてまた精神分析家や心理学者といった専門家に,広く子どもの発達について講演しました。よく知られている著書には,「小児医学から精神分析へ」「子ども」「家族と外的世界」そして「遊ぶことと現実」などがあります。

館 直彦 監訳

1981年大阪大学医学部卒業。1983年大阪府立公衆衛生研究所。1995年東京慈恵会医科大学講師。2002年聖徳大学人文学部教授。現職多摩川病院院長,天理大学人間学部臨床人間学研究科教授。著訳書 境界例――パーソナリティの病理と治療(共編)精神分析的探究1―精神と身体(共訳)臨床家のための精神分析入門(監訳)現代対象関係論の展開,対象の影―対象関係論の最前線(監訳)ウィニコットを学ぶ―対話することと創造すること(以上 岩崎学術出版社)治療の行き詰まりと解釈(共訳)人間の本性(訳)ウィニコット用語辞典(監訳)(以上 誠信書房)

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