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新装版CARS―小児自閉症評定尺度

新装版CARS―小児自閉症評定尺度

日本の記述例6例を追加した新装版

著者 E.ショプラー
R.J.ライクラー
B.R.ラナー
佐々木 正美 監訳
青山 均 共訳
古屋 照雄 共訳
安倍 陽子 共訳
諏訪 利明 共訳
ジャンル 自閉症・発達障害
出版年月日 2008/03/31
ISBN 9784753308040
判型・ページ数 B5・104ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

日本語版への序文
TEACCHプログラムとCARS
謝辞
序文
  
SECT.1■CARSの成り立ちとその信頼性・妥当性
小児自閉症評定尺度(CARS)とは
CARSの成り立ち
SECT.2■CARSの実施マニュアル
利用者への留意点と利用の仕方
観察の方法と評定尺度
  人との関係
  模倣
  情緒反応
  身体の使い方
  物の扱い方
  変化への適応
  視覚による反応
  聴覚による反応
  味覚・嗅覚・触覚反応とその使い方
  恐れや不安
  言語性のコミュニケーション
  非言語性のコミュニケーション
  活動水準
  知的機能の水準とバランス
  全体的な印象

CARSの得点の意味
CARS記入の実際例

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内容説明

自閉症スペク トラム障害の本格的な診断技法として,特性の鰻重がどの程度のものであるかの評価法として,臨床科学的な検討を積み重ねて出版された。確認されたエビデンスに基づいて,サービスを実践するという姿勢が重く反映されている。日本の記述例6例を追加した新装版。巻末に評定シー ト付

小児自閉症評定尺度(CARS)とは
小児自閉症評定尺度は,自閉症児と自閉症候群以外の発達障害児とを鑑別するために開発されたもので,15項目からなる行動を通して評定する尺度である。さらに,軽中度の自閉症児と中重度の自閉症児を分類する。これは臨床家が使いやすい形でより客観的に自閉症の診断ができるように,15年以上前に(ライクラー,ショプラー,1971)はじめて考案された。CARSの15項目には(a)カナーの最初の自閉症の特徴,(b)クリークによって言及されたその他の特徴(すべてではないが自閉症と考えられる子どもの多くに見受けられる特徴),(c)幼児の症状の特徴を診るのに役立つ追加された尺度,以上が組み込まれている。

新装版CARS に寄せて
CARSは自閉症スペク トラム障害(広汎性発達障害)の本格的な診断技法として,臨床科学的な検討を積み重ねて,世界でもきわめて早期に開発出版されたものです。開発者のE・ショプラー教授らの,確認された真実(エビデンス)に基づいて,サービスを実践するという姿勢が重く反映されています。わが国でも類書としては最初のものであったと思います。多くの臨床や教育等の関係者に愛用されてきましたが,今回新たに日本の記述例を6例加えて,新装版として出版されることになりました。高機能自閉症やアスペルガー症候群のためには,現在TEACCH部で,新たなものが研究開発されつつあるということです。そちらはまた姉妹編として,翻訳に携わることができれば幸いですが,本書はこのままで,これまでどおりに活用されることを希望 します。CARSは対象者が自閉症であるかどうか,そしてその特性の軽重がどの程度のものであるかということを確認するものです。自閉症であることが確認され診断された時,さらにその特性の個人的内容を吟味(評価)するためには,やはりTEACCH部が開発したPEPPsycho-educational Profile,心理教育診断検査)やAA-PEPAdolescent&AdultPEP,青年期・成人期心理教育診断検査)を応用するのがよいと思います。そしてこの両者は,同時に実施することができるのです。すなわち療育プログラムの計画に直結する,診断と評価を同時に実施することができます。活用や実施を繰り返して,習熟されることを希望します。

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著者情報

E.ショプラー

1964年シカゴ大学臨床小児発達学博士号取得,ノースカロライナ大学医学部精神科教授,TEACCH部部長,「JOURNAL OF AUTISM AND DEVELOPMENTAL DISORDERS」編集長歴任。

R.J.ライクラー

B.R.ラナー

佐々木 正美 監訳

1966年新潟大学医学部卒業。1969年ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科に留学。現職川崎医療福祉大学医療福祉学科教授,ノースカロライナ大学精神科臨床教授。 著訳書 児童精神科医が語る―響きあう心を育てたい,自閉症のTEACCH実践/②/③(岩崎学術出版社),自閉症の治療教育プログラム(監訳,ぶどう社),児童精神医学の臨床(ぶどう社),自閉症児の発達単元267(監訳,岩崎学術出版社) 他

青山 均 共訳

財団法人明治安田こころの健康財団広報・支援部長。

古屋 照雄 共訳

元ワークセンターけやき施設長。

安倍 陽子 共訳

臨床心理士 安田生命社会事業団(現・明治安田こころの健康財団)子ども療育相談センター、横浜市南部地域療育センターで、発達障害の子どもの評価、療育と家族の相談にあたる。現在は、横浜市東部地域療育センター診療部心理士。 1993~94年、朝日新聞厚生文化事業団の奨学金を得て、米国ノース・カロライナ大学TEACCH部ウィルミントンTEACCHセンターにて研修を受ける。

諏訪 利明 共訳

海老名市立わかば学園園長/臨床心理士。上智大学文学部卒業・上智大学大学院博士前期課程修了。社会福祉法人県央福祉会県央療育センター所長を経て、神奈川県海老名市立わかば学園園長として現在に至る。1993~94年、朝日厚生文化事業団研修生として、ノースカロライナTEACCHプログラム第2期研修留学生となる。アメリカのノースカロライナ州シャーロットTEACCHセンターにて研修を修める

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