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【新装版】CARS―小児自閉症評定尺度

目次

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日本語版への序文
TEACCHプログラムとCARS
謝辞
序文
  
SECT.1■CARSの成り立ちとその信頼性・妥当性
 小児自閉症評定尺度(CARS)とは
 CARSの成り立ち
SECT.2■CARSの実施マニュアル
 利用者への留意点と利用の仕方
 観察の方法と評定尺度
  人との関係
  模倣
  情緒反応
  身体の使い方
  物の扱い方
  変化への適応
  視覚による反応
  聴覚による反応
  味覚・嗅覚・触覚反応とその使い方
  恐れや不安
  言語性のコミュニケーション
  非言語性のコミュニケーション
  活動水準
  知的機能の水準とバランス
  全体的な印象
 CARSの得点の意味
 CARS記入の実際例

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内容説明

新装版CARSに寄せて●  CARSは自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害)の本格的な診断技法として,臨床科学的な検討を積み重ねて,世界でもきわめて早期に開発出版されたものです。開発者のE・ショプラー教授らの,確認された真実(エビデンス)に基づいて,サービスを実践するという姿勢が重く反映されています。わが国でも類書としては最初のものであったと思います。  多くの臨床や教育等の関係者に愛用されてきましたが,今回新たに日本の記述例を6例加えて,新装版として出版されることになりました。高機能自閉症やアスペルガー症候群のためには,現在TEACCH部で,新たなものが研究開発されつつあるということです。そちらはまた姉妹編として,翻訳に携わることができれば幸いですが,本書はこのままで,これまでどおりに活用されることを希望します。  CARSは対象者が自閉症であるかどうか,そしてその特性の軽重がどの程度のものであるかということを確認するものです。自閉症であることが確認され診断された時,さらにその特性の個人的内容を吟味(評価)するためには,やはりTEACCH部が開発したPEP(Psycho-educational Profile, 心理教育診断検査)やAA-PEP(Adolescent & Adult PEP,青年期・成人期心理教育診断検査)を応用するのがよいと思います。  そしてこの両者は,同時に実施することができるのです。すなわち療育プログラムの計画に直結する,診断と評価を同時に実施することができます。活用や実施を繰り返して,習熟されることを希望します。     昨年(2006年)7月7日に,ショプラー先生は逝去されました。そして今年(2007)3月30日に先生の死を悼むMemorial Panel Sessionが,SRCD(Society of Resarch in Child Development)学会の隔年次大会(ボストン)の中で開催されました。ミシガン大学のC・ロードや英国のM・ラターの発案だったと聞きます。TEACCHの現部長,G・メジボフ教授と私も招かれまして,パネルに参加してきました。  立ち見出席者も出る盛況の会はロード教授の司会で行われましたが,ラター教授はその中で,世界でいち早く開発されたCARSの偉業やショプラー先生の国際的な仕事のしかた等についての称賛を,大変に熱く語っていました。  この新装版の機会に書き留めておきたいと思います。 佐々木正美

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