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子どもの臨床アセスメント

1回の面接からわかること

目次

目次●
第1章 概念の基礎:展望
第2章 子どもの系統的な観察のための枠組み
第3章 それぞれの観察カテゴリーの具体的説明
第4章 子どもの面接の臨床例
第5章 面接の実施法
第6章 発達的アプローチに基づく定式化の組み立て
付 録 アセスメントと治療のための発達的生物心理社会モデル

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内容説明

「訳者あとがき」より抜粋●  本書はThe Clinical Interview of the Child, Third Edition(American Psychiatric Publishing, 2003)の全7章のうち,1から6章と付録を訳出したものである。最初に子どもと臨床で出会う場であるアセスメントを目的とした面接を取り上げ,面接での観察の枠組み,観察の整理の仕方,そして観察からの定式化formulationなど,子どもの臨床アセスメントに必要な事項が豊富な実例と共に詳細に記述されている。本書は初学者の児童面接への入門書として,そしてある程度経験をつんだ臨床家には,自分の面接法をさらに洗練させるガイドとして,役に立つものと考える。初学者にはやや強迫的とも思える細かい記述が続くために,第2章を読み進むのが苦痛かもしれないが,そのような場合は,ぜひ最初に第4章の臨床例とそれに対応した第6章の定式化を読むことをお勧めする。わずか1回の面接から,これだけ豊富な情報が得られることに,驚くと思う。本書の中では,しばしば「舞台」とそこで演じられる「ドラマ」のたとえが使われている。「ドラマ」に目を奪われて重要な情報を見過ごしてしまいがちな初学者にとって,本書の観察カテゴリーは「舞台」も「ドラマ」も漏れなく観察するための適切なガイドとなるだろう。   濱田庸子

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著者情報

S.I.グリーンスパン

スタンレー・I・グリーンスパン Stanley I. Greenspan医学博士は,George Washington大学医学部の精神医学,行動科学,および小児科学の臨床教授,発達および学習障害の学際的協議会議長,そしてWashington D.C.のWashington精神分析協会の児童精神分析スーパーバイザーです。彼は国立精神保健研究所の精神保健研究センター前センター長で,臨床乳幼児発達プログラムのDirectorです。ZERO TO THREE国立乳幼児家族センターの創立者で前会長であるグリーンスパン博士は,児童精神医学研究における卓越した貢献によりアメ リカ精神医学会のIttelson賞受賞,アメリカの精神保健に対する卓越した貢献によりアメリカ矯正精神医学会American Orthopsychiatric AssociationのIttelson賞受賞をはじめ多くの国内の賞を受賞しています。彼はこの両Ittelson賞を個人で受賞したただ1人の研究者です。彼はまたアメ リカ精神医学に対する卓越した貢献によりStrecker賞も受賞しています。彼は35冊以上の本と論文集,100以上の論文と章の著者,編集者です。

グリーンスパンN.Th.

濱田 庸子

1981年慶應義塾大学医学部卒業。1988年慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助手。1991年聖徳大学保健センター助教授。1996年慶應義塾大学環境情報学部助教授。現職慶應義塾大学環境情報学部教授 兼 政策・メディア研究科委員,医学部精神神経科兼担。医学博士,精神保健指定医,日本精神分析学会認定精神療法医。著書 必携精神医学ハンドブック(創元社,分担執筆)乳幼児精神医学の方法論(岩崎学術出版社,分担執筆),早期関係性障害(岩崎学術出版社,共訳)〈次世代を育む心〉の危機(慶應義塾大学出版会,分担執筆),乳児研究から大人の精神療法へ(岩崎学術出版社,共訳)ほか。

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