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【改訂】精神科養生のコツ

【改訂】精神科養生のコツ

臨床現場での工夫をあらたに加え大幅改訂

著者 神田橋條治
ジャンル 精神医学・精神医療
心理療法・カウンセリング
出版年月日 2009/05/19
ISBN 9784753309047
判型・ページ数 4-6・232ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
 

目次

目次●
 
改訂版のまえがき
初版のまえがき
 
第一章 「気持ちがいい」を信じる
 1 練習の第一段階
 2 練習の第二段階
第二章 養生から治療まで
 1 練習の第一段階 内側へ注意を向ける
 2 練習の第二段階 生物としての活動を加減する
第三章 こころの病気ではなく,脳の病気である
 1 こころと脳の関係
 2 脳の状態を意識する
 3 脳のより良い状態を工夫する
第四章 自然治癒力の働きを見つける
 1 感覚の分野
 2 運動の分野
 3 生理的な分野
第五章 過去をまとめ,未来を目指す
 1 自分史を作る
 2 愛する・夢
 3 花
第六章 指テストと舌トントン
 1 Oリング・テスト
 2 指タッピング法
 3 入江フィンガーテスト
 4 舌トントン
 5 脳の直接感覚
 6 味わう
第七章 自分で整体
 1 わたくしたちの骨格
 2 体を緩める
 3 O脚修正
 4 上半身の修正(踵眺めの1)
 5 下半身の修正(踵眺めの2)
 6 ワニの体操
 7 水中のラッコ
 8 うつ伏せ寝
 9 ストレッチ・ポール
 10 枕の工夫
第八章 気と経絡
 1 背中に日光
 2 往復運動を円運動に変える「8の字回し」
 3 掌で気功
 4 頭の邪氣をとる
 5 体の気功
 6 人生の気功
 7 腹式呼吸
 8 経絡を気でつなぐ
 9 数の子の気功
 10 焼酎風呂
 11 天地につながる
第九章 フィードバック
 1 転写水療法
 2 自分の声を脳に入れる
 3 布団に潜る
 4 日記の読み返し
 5 鏡の利用
 6 痛 み
 7 心理療法
第十章 代替医療・民間療法・健康法
 1 漢方薬
 2 鍼 灸
 3 民間薬やサプリメント
 4 ホメオパシー
 5 アロマセラピー
 6 バッチ・フラワー・レメディー
 7 体からこころへ
 8 電磁波防御
第十一章 いろいろな症状への対処
 1 頭 痛
 2 めまい
 3 冷え性
 4 リストカット
 5 フラッシュバック
 6 発達障害
 7 血栓症
第十二章 いろいろな「病気」について
 1 精神科医療とのつきあいの心得
 2 精神科の病気の本態について
 3 統合失調症
 4 神経症
 5 うつ病
 6 双極性感情障害
 7 性格障害
 8 その他
 
あとがき

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内容説明

「改訂版のまえがき」から抜粋●  初版からちょうど十年が経ちました。この間,わたくしは古希を迎え,週3日のパート医となりました。加齢からの衰えを考え,心身に余裕をつくる予定でした。ところが,生来の教え好きのせいで,頼まれるままに,あちこちでの合宿勉強会を引き受けてしまいました。また,外来患者が多くなり忙しくなりました。忙しくなったせいで,本を読まなくなりましたが,現場での工夫のほうは増えました。養生のコツもずいぶん溜まり,改訂に取りかかりました。困ったのは,最近のわたくしの診療は,行き当たりばったりの,一発芸的な助言が多くて,一貫性を欠くことです。そうした雑多な助言を拾い集めて,汎用性のある助言にまとめるのに苦労しました。また,養生法や助言を皆さんが試行されるうちに,一人ひとりが,自分に合ったやり方を思いつかれて,自己流が生まれますようにと工夫しました。工夫しているとき,気づきがありました。それは,この本での「養生のコツ」の基底にあるのは,「原始生命体の機能を呼び戻しましょう」との呼びかけであるとの気づきです。  精神科治療学が医学の他の分野にくらべて遅れているのは,動物実験で代用できる部分が少ないせいです。精神の病は,動物であるヒト種の病ではない,人間の病だからです。その理由は,わたくしたちはヒトではなく,内側に文化を組み込んでいる人間というありようであり,そのありようを脱することはできないからなのです。いま必要なのは,他の生物と同じようにもっている,原始生命体の機能を呼び戻し,それと,進化が生み出した人間というありようとの和解を図ることです。昨今,哲学の分野からその作業が進められているようです。わたくしは病と養生の現場で同じ作業を試みているのでしょう。

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