ホーム > 子どもを理解する〈0~1歳〉

子どもを理解する〈0~1歳〉

(タビストック 子どもの心と発達シリーズ)

子どもを理解する〈0~1歳〉

半世紀以上の臨床実践に基づく子育ての知恵

著者 ボズウェルS.
ジョーンズS.G.
平井正三
武藤誠
ジャンル 発達・思春期・老年
出版年月日 2013/05/17
ISBN 9784753310593
判型・ページ数 A5・200ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫僅少
 

目次

目次●
第Ⅰ部 0歳の子どもを理解する
 第1章 妊娠,出産,「親子の絆」
 第2章 最初の6週間
 第3章 生後3カ月から6カ月
 第4章 生後6カ月から12カ月
 第5章 母子分離を乗り切ること
第Ⅱ部 1歳の子どもを理解する
 第1章 すばらしき新世界
 第2章 探索することの重要性
 第3章 性格の芽生え
 第4章 母親との分離
 第5章 子ども自身の人生を歩んでいくこと
--------------------------------------
平井正三(ひらい しょうぞう)
1994年 京都大学教育学部博士課程 研究指導認定退学
1997年 英国タビストック・クリニック児童・青年心理療法コース修了
帰国後,佛教大学臨床心理学研究センター嘱託臨床心理士,京都光華女子大学助教授などを経て,現在,御池心理療法センター(http://www.oike-center.jp/)にて開業の傍ら,NPO法人子どもの心理療法支援会(http://sacp.jp/)の代表を務める。2011年より大阪経済大学大学院人間科学研究科客員教授に就任。
 
武藤 誠(むとう まこと)
2003年 京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学
専 攻 臨床心理学
現 職 淀川キリスト教病院 精神神経科 心理療法室

このページのトップへ

内容説明

【監訳者あとがきより抜粋】  本書は,ふつうの育児書の類と違って,「こういう場合こうしたらよい」といったアドバイスはあまりありません。むしろ読者である親御さんが,それぞれのお子さんをよりよく理解していき,そしてお子さんが親御さんをよりよくわかっていくことを手助けすることを目指しています。つまり,親子の情緒的なつながりを深めるヒントがちりばめられているのです。このように親子が互いをわかりあうようになること,親が子どもの個性を尊重し,主体性を育み,好奇心や探求心を大切にし,恐れや心の痛みを克服するのを助けてあげることがいかに大切か,本書を読み進む中で,読者は実感するでしょう。幼い子どもが少しずつ自分自身を発見することが大事なのと同じように,親も自分なりの子育てのやり方を発見していくことが大切であるということも本書の重要な主張です。「正しい」子育てのやり方などないのです。こうした「正しさ」にとらわれることなく,自分自身の気持ちと子どもの気持ちを大切にする中で,親として成長することができ,結果的に子どもはすくすくと育っていることに気づく,というのが世の多くの親にとって,子育ての実感ではないでしょうか。  このように本書の基盤になっているのは,わが子を自分の思ったように育てるのではなく,子どもが自分自身の中にあるものを見つけ出していき,家族から始まってより広い世界の中で素晴らしい出会いをしていけるような力を培う手助けをするような子育て観です。日々の子育てに頭がいっぱいの親御さんの中には,こうした考えは絵空事のように思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし,それぞれの子どもの心を大切にし,子どもと親との情緒的な絆を大切にしていく,こうした視点は,実のところ,長い目で見ると,子どもにとっても,親にとっても,人生がより満足のいくものになるためにとても大事なことではないでしょうか。このことを,本書の著者たちは長年の臨床経験の中で実感しているのです。  本書を刊行しているタビストック・クリニックには,毎日たくさんの子どもたちや青年が心理治療(精神分析的心理療法)のためにやって来ます。彼らの多くは,心に傷を負い,生きる力を失っていたり,混乱のために潜在的な力を全く発揮できないでいたりする子どもたちです。あるいは,子育てに大きな悩みを抱えた親御さんたちが相談にやって来ます。本書の著者たちは,こうした心理治療の経験の中から,子どもがその持てる力をどのようにしたら開花できるようになるのか,どのような状況がそれを阻んでしまうのか,乳幼児期に大切なことは何なのかについて明確な考えを持って本書を執筆しているのです。つまり本書には,すぐ役立つようなアドバイスはありませんが,半世紀以上もの心理治療という臨床実践に基づいた子育ての知恵が平易な文章で表現されているのです。

このページのトップへ

関連書籍

児童分析家の語る子どものこころの育ち

児童分析家の語る子どものこころの育ち

親子の結びつきの観点から問い直す心の育ち

 
 

このページのトップへ