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不登校の認知行動療法 保護者向けワークブック

不登校の認知行動療法 保護者向けワークブック

不登校を理解し具体的に解決する保護者のためのワークブック

著者 C.A. カーニー
A.M.アルバーノ
佐藤 容子 監訳
佐藤 寛 監訳
ジャンル 発達・思春期・老年
行動療法・認知療法・認知行動療法
出版年月日 2014/10/27
ISBN 9784753310845
判型・ページ数 B5・168ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

目次●
第1章 はじめに
第2章 アセスメント
第3章 事前相談セッションと治療セッションではどんなことをするのか
第4章 苦痛を引き起こす対象や状況を回避するために学校に行かない子ども
第5章 対人場面や評価される場面を回避するために学校に行かない子ども
第6章 周囲から注目を得るために不登校になっている子ども
第7章 学校の外に何か「よいこと」があるために学校に行かない子ども
第8章 つまずきと再発を予防する
監訳者あとがき
著者の紹介
索引

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内容説明

【監訳者あとがきより】  スクールカウンセラーとして仕事をしていると,最も相談に対応する機会が多いのが不登校の事例です。日本では小学生から中学生にかけて不登校事例は大きく増加し,高校生でも不登校はかなり深刻な問題です。不登校の相談では保護者の方が専門家を訪ねてこられる場合が多く,不登校を抱えている本人たちと同じように保護者の方々もつらい思いをされていることが私たちにも伝わってまいります。  本書は不登校の子どもを持つ保護者の方が,専門家と一緒に不登校の問題を解決することを目指して執筆された本です。本書で紹介されている「認知行動療法」という技法は,世界でも最高レベルの厳格な基準によってその効果が実証された心理療法です。日本でも不登校について書かれた専門書は数多く出版されていますが,本書のように不登校に効果が実証された心理療法の技法を保護者向けに解説した本は他に類を見ません。  本書の著者であるカーニー博士とアルバーノ博士は,それぞれラスベガスとニューヨークにおいて不登校臨床に長年携わってこられた世界的なエキスパートです。お二人に直接お話をうかがってみると,一流の研究者ならではの見識の深さもさることながら,臨床家としての子どもたちとの温かいやりとりに心を動かされます。不登校問題を解決するための鍵になるのは,効果的な心理療法に造詣の深い専門家と,子どもと保護者とが手を携えて一つのチームとなって,問題の解決に向かう姿勢にあるのだと改めて気づかされます。  認知行動療法は,もともとは欧米を中心に発展した心理療法ではありますが,日本でも2014年に「日本認知・行動療法学会」が誕生するなど,認知行動療法の専門家が着実に増えつつあります。日本の子どもたちと保護者の方々が心理療法の専門家と効果的なチームワークを築き上げるために,本書はきっと役立つことと思います。 ■不登校行動とは何か,自分たちの置かれている現状をどのように理解すればよいか,あなたの子どもがつらい思いをしすぎることなく学校に戻るために親やセラピストに何ができるのか―子どもの不登校行動を具体的に解決するためのワークブック

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著者情報

C.A. カーニー

A.M.アルバーノ

佐藤 容子 監訳

1977年 広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了 1986年 宮崎大学教育学部専任講師 現  在 宮崎大学教育文化学部教授,文学修士 現  職 日本臨床心理士会代議員,日本心理臨床学会代議員,宮崎県臨床心理士会会長 著訳書 自尊心の発達と認知行動療法(共訳,岩崎学術出版社,1992),子どもの社会的スキル訓練―社会性を育てるプログラム(共訳,金剛出版,1993),臨床心理学(共著,有斐閣,1996),学校におけるSST実践ガイド:子どもの対人スキル指導(共編著,金剛出版,2006),認知行動療法を活用した子どもの教室マネジメント:社会性と自尊感情を高めるためのガイドブック(共監訳,金剛出版,2013)

佐藤 寛 監訳

2006年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了 2006年 日本学術振興会特別研究員(PD) 2008年 オレゴン大学,Oregon Research Institute客員研究員 2010年 関西大学社会学部助教 現  在 関西大学社会学部准教授,博士(心理学) 現  職 日本認知・行動療法学会副編集委員長,日本認知療法学会常任編集委員,日本不安症学会評議員 著訳書 児童の抑うつ症状に影響を及ぼす認知的過程(単著,風間書房,2008),認知行動療法事典(共訳,日本評論社,2010),60のケースから学ぶ認知行動療法(共著,北大路書房,2012),学校でできる認知行動療法:子どもの抑うつ予防プログラム(小学校編)(共著,日本評論社,2013)

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