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子どもの虐待とネグレクト19巻1号

特集 要保護児童のパーマネンシー保障と特別養子縁組

目次

■巻頭言
日本は子どもが大切ですか? 渡辺久子

■特集 要保護児童のパーマネンシー保障と特別養子縁組
特集にあたって 林 浩康・藤林武史
要保護児童を対象とした養子縁組の現状とその課題 林 浩康
民間養子縁組機関による実親支援と養子縁組 赤尾さく美・ロング朋子
特別養子縁組と「知る権利」――養子・養親・実親(アダプション・トライアングル)を視野にいれて 徳永祥子
アメリカの養子縁組とパーマネンシーの保障 粟津美穂
特別養子縁組“ネットあっせん”の現場は 宮崎亮希
特別養子縁組の機会保障をめぐって 岩﨑美枝子・藤林武史

■〈連載〉各地の取り組みから学ぶ
思いがけない妊娠に関する相談窓口の取り組み 佐藤拓代
■〈連載〉子ども虐待の「今」
産前産後の母子支援――婦人保護施設慈愛寮の支援から 細金和子
■〈連載〉映画にみる子ども虐待
誰が子どもの世話をするのか――シンガポール映画「イロイロ」に見る家事労働と女性 酒井千絵

■資料
児童福祉施設で生じた性問題対応を通じた職員の成長プロセス――修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いたインタビュー調査の分析 高岸幸弘
児童相談所における妊娠期からの相談と新生児委託の実積 前田 清・佐々木大樹
院内虐待対応組織(Child Protection Team:CPT)全国調査 田上幸治・仙田昌義・安 炳文,他

■JaMSCAN活動報告
日本子ども虐待医学会 パート2.―第4回の補追と第5回から第7回学術集会までの抄録 小川 厚

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内容説明

近年改正された児童福祉法において,すべての子どもは適切に養育される権利を有することが規定され,子どもを家庭において養育することが困難である場合,家庭と同様の環境で養育されることが原則とされ,国はその中に養子縁組を位置づけている。さらに改正された里親委託ガイドラインは,家庭養護のなかに養子縁組を位置づけ,家庭で養育することが困難である場合,原則として養子縁組や里親委託に取り組んでいかなければならないとしている。このように要保護児童を対象とした養子縁組は社会的養護に位置づけられる家庭養護であるという認識を国が明確にしたことは,画期的なことではある。
しかしながら,改めて社会的養護の定義や構成要件を十分に検討し,認識レベルだけではなく養子縁組を社会的養護に位置づけるために,具体化するべきことを明確化する必要がある。
こうした状況を踏まえ本特集では,子どもにとってのパーマネンシーとは何を意味するのか,パーマネンシーを保障する1つの選択肢としての特別養子縁組にはどのような課題と展望があるのか等について論じた。

●「子どもの虐待とネグレクト」のご案内 
http://www.iwasaki-ap.co.jp/news/n11392.html

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