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行動分析的“思考法”入門

生活に変化をもたらす科学のススメ

目次

日本語版によせて
著者紹介
序 文
読者へひとこと
謝 辞
イントロダクション
この本の使い方

第1章 基本的な考え方
第2章 応 用
第3章 行動の科学とテクノロジー
第4章 行動の一般的問題
第5章 心理学の他分野に関する行動論的見解
第6章 基礎的な懐疑論
第7章 「神話」とマスコミ
第8章 行動分析家としてのキャリアをスタートするために
第9章 行動分析家の倫理規定

監訳者あとがき
文 献
用語集
人名索引
事項索引

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内容説明

【序文より】 この本は,行動について関心のあるすべての人のための本です。本書は,大学生や親たち,企業の経営者や従業員,人間や動物に関わる仕事をしている人びとがしばしば抱く疑問に対して答えるように書かれています。行動分析という画期的な分野に関する概念や最近の動向,技術,実践的な情報が手軽にわかりやすい形式でまとめられています。本書では,Q&A形式で行動分析についてよく尋ねられる50の質問について答えています。それぞれの答えは,教育的で興味を持てるような形式で書かれています。本書をガイドとして使用することで,心理学や行動分析の初学者はどのように行動分析家は仕事をするのか,なぜその方法や手続きを用いるのか,また介入処置がどのように有効なものとなるのかについて学ぶことができます。
 親たちや教師には,この本では行動分析を子どもたちの手助けのためにどのように用いるのかについての基本的な背景や情報,詳細な例を紹介します。経営者や従業員は,パフォーマンス・マネジメントに関する質問の項目を通じて,ビジネス場面では行動分析がどのように用いられるのかを学ぶことができるでしょう。毎日出会う人びとや状況の中で正の強化を用いることができるようになることで,誰もがよりよい生活を送る方法を学ぶことができると思います。
 本書を読むことで,行動分析の広範な応用について理解することができるでしょうし,また行動というものがどのようなものなのかを理解することがいかに重要なのかを認識することができるでしょう。
 本書は,理論的でアカデミックな本ではありません。われわれの目標は,実践的でシンプルで,わかりやすく直接的で,読んで楽しい有益な本を書くことでした。しかし,わかりやすさに騙されないようにしてください。その根底には行動分析の訓練を受けることで,あなたの,そしてあなたの周りの人びとの人生をよりよいものにすることができるというメッセージが込められているのです。
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●著者
ジョン・S・ベイリー(Jon S. Bailey, Ph.D.)
フロリダ州立大学心理学学科教授(訳注:現在は名誉教授。同大学パナマシティ心理学修士課程で応用行動分析学の指導を続けている)。大学院課程の行動分析士の教育に従事している。ベイリー博士は,行動分析士認定協会Behavior Analyst Certification Board®の創立者で,認定行動分析士Board Certified Behavior Analyst®である。2005年に行動分析振興協会より行動分析功労賞を授与された。著作に,How Dogs Learn,Ethics for Behavior Analyst,Research Methods in Applied Behavior Analysisがある(いずれも共著)。 現在も,アメリカ合衆国はじめカナダ,ヨーロッパにわたり精力的に活動している。

メアリー・R・バーチ(Mary R. Burch, Ph.D.)
認定行動分析士Board Certified Behavior Analyst®であり,また,動物専門の認定行動分析士でもある。著作で賞を取ったこともあり,8冊の書籍と,200編の論文がある。バーチ博士は応用行動分析誌the Journal of Applied Behavior Analysisのレビュワーを務め,アメリカ合衆国教育省の行動研究にも携わった。米国ジャーナリスト・作家協会会員で,特に動物のトレーニングの行動分析に関する著作において著名である。

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著者情報

J.ベイリー

M.バーチ

澤 幸祐 監訳

1973年 大阪に生まれる 1996年 大阪大学人間科学部卒業 2001年 関西学院大学文学研究科心理学専攻博士課程後期課程単位修得後満期退学。2003年に同課程に復学し課程修了,博士(心理学)。 2002年 日本学術振興会特別研究員(PD)(-2005年) 2003年 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校Visiting Scholar(-2004年) 2005年 玉川大学脳科学研究施設COE助手(-2006年) 2006年 専修大学文学部心理学科専任講師,准教授を経て(-2013年) 現  在 専修大学人間科学部心理学科教授 著 訳 書 今田寛監修『学習心理学における古典的条件づけの理論―パヴロフから連合学習研究の最先端まで』(分担執筆,培風館,2003) 廣中直行編著『心理学研究法3 学習・動機・情動』(分担執筆,誠信書房,2011)

松見 淳子 監訳

1947年 大阪に生まれる 1978年 米国ハワイ大学大学院心理学科博士課程修了。臨床心理学専攻。Ph.D.(Psychology)。米国イースト・ウエスト・センター(ホノルル)大学院留学奨学生。 1979年 米国ニューヨーク大学医学部精神科臨床講師,ニューヨーク市立ベレビュー病院専属サイコロジスト(-1980年) 1980年 米国ホフストラ大学心理学科助教授,准教授,教授を歴任(-2000年) 2000年 米国ホフストラ大学名誉教授 2000年 関西学院大学文学部心理学科(現 総合心理科学科)教授 2013年 関西学院大学文学部長(-2015年)   2016年 関西学院大学名誉教授 現  在 関西学院大学応用心理科学研究センター客員研究員 著 訳 書 ランメロ他『臨床行動分析のABC』(監修,日本評論社,2009) リッケル他『ADHD (エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ)』(監訳,金剛出版, 2014) Gielen他編 『Principles of Multicultural Counseling and Therapy』(分担執筆, Routledge,2008) Matsumoto編『The Handbook of Culture and Psychology 』(分担執筆,Oxford  University Press,2001) Haynes他編『Comprehensive Handbook of Psychological Assessment, Vol. 3』(分担執筆,Wiley,2004) など

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