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子どもの虐待とネグレクト20巻2号
特集 第23回学術集会(ちば大会)
著者 | 一般社団法人日本子ども虐待防止学会 編 |
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ジャンル | 発達・思春期・老年 定期刊行物 |
出版年月日 | 2018/09/07 |
ISBN | 9784753340538 |
判型・ページ数 | B5・130ページ |
定価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
在庫 | 在庫僅少 |
目次
■巻頭言
憲法の理念の実現と福祉職 金子重紀 129
■特集 第23回学術集会(ちば大会)
●大会特別講演
子ども家庭福祉分野における地域包括的・継続的支援の可能性──共生社会の創出をめざして── 柏女霊峰
●国際招聘講演
子どもたちの人生の可能性をより良くするための早期介入 講演/キャリー・オッペンハイム 企画・報告/徳永祥子
●大会企画シンポジウム
子どもの死因究明制度の普及に向けて 猪口 剛
「もしあなたが貧困になったら」──それでも虐待しませんか── 毎原敏郎
研究・政策・実践の循環が子どものアウトカムを改善する 家子直幸
多機関連携に向けた多職種連携教育 小橋孝介
社会的養護の子どもの参加・参画をめぐって──当事者の声とそれを支える大人たちの役割── 永野 咲・谷口由希子・長瀬正子,他
切れ目のない支援に向けて──『18歳の自立』を考える── 安井飛鳥
発生後の対応,これから『初動からブレずにやりぬく』──当事者からのフィードバックが示す,家族を支える子ども虐待対応の最前線── 菱川 愛・足利安武・渡邉 直
市町村·地域からの挑戦,子どものために未来を語る·創る──地域社会で子どもを真ん中にして縦糸と横糸を紡ぐ── 鈴木秀洋
●資料
虐待の診断における全身骨X線撮影の実施状況と問題点 横井広道・木下あゆみ・福田育美
■追悼
小池通夫教授を偲ぶ 柳川敏彦
■資料
学校教員の虐待に関する意識──教員と管理職による調査報告── 水野治久・本田真大・二井仁美・島 善信・岡本正子
児童養護施設における学習・進路の問題とその支援に関する実態調査 柴田一匡・坪井裕子・三後美紀・米澤由実子・森田美弥子
憲法の理念の実現と福祉職 金子重紀 129
■特集 第23回学術集会(ちば大会)
●大会特別講演
子ども家庭福祉分野における地域包括的・継続的支援の可能性──共生社会の創出をめざして── 柏女霊峰
●国際招聘講演
子どもたちの人生の可能性をより良くするための早期介入 講演/キャリー・オッペンハイム 企画・報告/徳永祥子
●大会企画シンポジウム
子どもの死因究明制度の普及に向けて 猪口 剛
「もしあなたが貧困になったら」──それでも虐待しませんか── 毎原敏郎
研究・政策・実践の循環が子どものアウトカムを改善する 家子直幸
多機関連携に向けた多職種連携教育 小橋孝介
社会的養護の子どもの参加・参画をめぐって──当事者の声とそれを支える大人たちの役割── 永野 咲・谷口由希子・長瀬正子,他
切れ目のない支援に向けて──『18歳の自立』を考える── 安井飛鳥
発生後の対応,これから『初動からブレずにやりぬく』──当事者からのフィードバックが示す,家族を支える子ども虐待対応の最前線── 菱川 愛・足利安武・渡邉 直
市町村·地域からの挑戦,子どものために未来を語る·創る──地域社会で子どもを真ん中にして縦糸と横糸を紡ぐ── 鈴木秀洋
●資料
虐待の診断における全身骨X線撮影の実施状況と問題点 横井広道・木下あゆみ・福田育美
■追悼
小池通夫教授を偲ぶ 柳川敏彦
■資料
学校教員の虐待に関する意識──教員と管理職による調査報告── 水野治久・本田真大・二井仁美・島 善信・岡本正子
児童養護施設における学習・進路の問題とその支援に関する実態調査 柴田一匡・坪井裕子・三後美紀・米澤由実子・森田美弥子
内容説明
●編集後記より
本号は,昨年12月に開催された第23回学術集会ちば大会の特集号です。掲載された特別講演,国際招聘講演,大会企画シンポジウム,関連論文を改めて読ませていただくと,この大会はまさに日本の子ども虐待関連分野の「エビデンス元年」の皮切りだったのだと感じました。これまで蓄積されてきた様々な経験は,毎年学術集会で全国から集まった会員により報告され,さらに本誌を通して論文や資料,報告として発信されてきました。そろそろ各領域各現場で蓄積された叡智を集積し,エビデンスと経験をもとに,次の段階に入る時期が来たということなのでしょう。
つい先日も,幼い命が失われる虐待事件がありました。「すべては子どもの笑顔のために~守り・育み・社会へ~」。これはちば大会のテーマでした。子どもたち一人ひとりの笑顔を守るためには,関係機関や地域の連携,さらに継続的・包括的支援が重要です。大切な幼い命が安心して育つことのできる社会をつくるために,今こそ早急なシステム改革が求められています。本誌が今後も,その一助となることを望んでおります。
本学会において,また編集委員会でも長年にわたりご尽力いただいた小池先生が永眠されました。いつも温かく,力強く私たちを導いてくださった先生の笑顔を胸に刻み,目の前の子どもの笑顔を守るためにこれからも力を尽くしてまいりたいと思います。(藤澤 陽子)
本号は,昨年12月に開催された第23回学術集会ちば大会の特集号です。掲載された特別講演,国際招聘講演,大会企画シンポジウム,関連論文を改めて読ませていただくと,この大会はまさに日本の子ども虐待関連分野の「エビデンス元年」の皮切りだったのだと感じました。これまで蓄積されてきた様々な経験は,毎年学術集会で全国から集まった会員により報告され,さらに本誌を通して論文や資料,報告として発信されてきました。そろそろ各領域各現場で蓄積された叡智を集積し,エビデンスと経験をもとに,次の段階に入る時期が来たということなのでしょう。
つい先日も,幼い命が失われる虐待事件がありました。「すべては子どもの笑顔のために~守り・育み・社会へ~」。これはちば大会のテーマでした。子どもたち一人ひとりの笑顔を守るためには,関係機関や地域の連携,さらに継続的・包括的支援が重要です。大切な幼い命が安心して育つことのできる社会をつくるために,今こそ早急なシステム改革が求められています。本誌が今後も,その一助となることを望んでおります。
本学会において,また編集委員会でも長年にわたりご尽力いただいた小池先生が永眠されました。いつも温かく,力強く私たちを導いてくださった先生の笑顔を胸に刻み,目の前の子どもの笑顔を守るためにこれからも力を尽くしてまいりたいと思います。(藤澤 陽子)